アイドル俳優から名監督へ。ベン・アフレックの一筋縄では行かない人生。

映画評判通信社
2013ゴールデングローブ賞作品賞&監督賞をW受賞した、今一番期待されている俳優出身の映画監督ベン・アフレックのこれまでのキャリアをまとめました。

マット・デイモンとの出会い 1980年

カリフォルニア州バークレーに生まれる。
1984年に両親が離婚した後はマサチューセッツ州ケンブリッジに移った。8歳のときに2ブロック先に住むマット・デイモン(当時10歳)と出会った。
ベン・アフレック – Wikipedia

マット・デイモンとの出会い

カリフォルニア州で生まれたベン・アフレックはマサチューセッツ州に移ります。そこで「ジェイソン・ボーン」シリーズで有名なマット・デイモンと出会います。

二人が「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でアカデミー脚本賞を受賞するのはここから17年後の事です。

マットに出会う前、僕は1人だった。演技は一人遊びみたいなもので、気晴らしに、ちょっとしたテレビ番組か何かの真似をしていたんだ。誰もそれを理解してくれなかった。

そこへ、マットという友人ができたんだ。マットは僕の演技を理解してくれて、演技に興味を持って自分でもやりたがっていた。そして、演技のことをよく話すように、じきに僕らは2人で演技をするようになったんだ。10代の頃、同じ興味を持つ友人を持つのは自然なこと。それから僕らはずっと一緒にいるようになった
ベン・アフレック、「映画界に入ったのは幼なじみのマットがいたから」 国際ニュース : AFPBB News

ケヴィン・スミスとの出会い 1995年

チェイシング・エイミー

「モール・ラッツ」(1995) と「チェイシング・エイミー」(1997)で監督をしたケヴィン・スミスと出会う。

ケヴィン・スミスとベン・アフレックのコンビはその後も続きいくつかの作品を監督&主演のコンビで続けて行く。

「チェイシング・エイミー」あらすじ

無二の親友同士のホールデン(ベン・アフレック)とバンキー(ジェイソン・リー)は共作したコミックが人気を呼んで、マンハッタン・コミック・フェアに招かれた。会場内でゲイの黒人漫画家フーパー(ドワイト・ユエル)からレズビアンの女性漫画家アリッサ(ジョーイ・ローレン・アダムス)を紹介される。ホールデンは彼女に一目惚れ。あっけらかんと女同士のセックスについて語るアリッサと奥手なホールデンは友達になった。
あらすじ チェイシング・エイミー – goo 映画

役者ではないベン・アフレックの誕生 1997年

グッド・ウィル・ハンティング
マット・デイモンが大学の授業で書いた戯曲を元にベン・アフレックと共に執筆。
後にこの作品で二人はアカデミー賞脚本賞を受賞!

「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のあらすじ

天才的な頭脳を持ちながら幼い頃に負ったトラウマから逃れられずにいる一人の青年と、最愛の妻に先立たれ失意に喘ぐ心理学者との心の交流を描いたヒューマンドラマ。
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち – Wikipedia

俳優として当時まだ無名であったマット・デイモンがハーバード大学在学中の1992年、シナリオ製作の授業のために執筆した40ページの戯曲を親友であるベン・アフレックに見せたことから映画化に向けた脚本を共同で執筆した。
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち – Wikipedia

アフレックが自身の出演した映画『チェイシング・エイミー』の監督であるケヴィン・スミスとプロデューサーのスコット・モスィエに脚本を見せたところ、スミスとモスィエも好感を抱いた。知人を介して脚本に目を通したハーヴェイ・ワインスタインとジョナサン・ゴードンは映画化を即決した。
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち – Wikipedia

マネーメイキングスター 1998年〜2003年

娯楽大作に次々と出演。
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」以降、一躍スターになったベン・アフレックは「アルマゲドン」、「パール・ハーバー」、「トータル・フィアーズ」、「デアデビル」と評論家の評価は良くなくても興行的には映画を成功させていった。

『アルマゲドン』は、1988年夏に同じく公開された『GODZILLA』を、興行収入で上回っている。米国内だけで前者は約2億ドル(約162億7200万円)を、後者は約1億3600万ドル(約110億6500万円)を記録した
みんなブルース・ウィリスが好きなんだ!『アルマゲドン』が人気を博す13の理由 | キャリア | マイナビニュース

週末の全米Box Officは、トム・クランシー原作のベストセラー“ジャック・ライアン”シリーズ最新作「トータル・フィアーズ」が3120万ドル(約39億円)で初登場1位を獲得。
映画ニュース 全米興行成績 「トータル・フィアーズ」が初登場1位 – allcinema

ゴシップが顔を出す 2001年

アルコール中毒のリハビリ施設に入所
突然スターになったためか「偶然の恋人」で演じた役同様にアルコール中毒なってしまったようです。

今夏大ヒットを記録した「パール・ハーバー」で主演をこなし、さらに、ハリソン・フォードに次いでジャック・ライアンを演じる「The Sum of All Fears」に出演と、今のりにのっているかに見えるベン・アフレックが、先週の火曜日、自らリハビリ施設に入った。「偶然の恋人」という映画でアルコール依存症に悩む男を演じていたアフレックだが、どうやら実生活でも同じだったらしい。
ベン・アフレック、アル中更生施設へ! : 映画ニュース – 映画.com

決定的な興行的失敗。2003年

ジーリ-
ベン・アフレックは撮影中に恋に落ちその後婚約→破局となる事を見透かしていたのか「ジーリ」で興行的大失敗をする。

制作費5400万ドルで興行収入600万ドルの大失敗!
Gigli (2003) – Box Office Mojo

批評的な失敗作がいくつかあったにも関わらず、アフレックの出演作は平均興行収入は1500万ドルと成功を続けていた。しかしながら主演作『ジーリ』(2003年)と『恋のクリスマス大作戦』(2004年)が興行的に失敗し、キャリアに衰えが見え始めた。
ベン・アフレック – Wikipedia

アルマゲドン』『パール・ハーバー』といったヒット作に恵まれながらも、当時の恋人ジェニファー・ロペスと共演した『ジーリ』が興行的に失敗しラジー賞ワーストスクリーンカップル賞受賞の不名誉に。その後、ストリップクラブ通いをマスコミに面白おかしくかき立てられ、ジェニロペとも間もなく破局と、踏んだり蹴ったり。盟友のマット・デイモンがジェイソン・ボーンシリーズや『オーシャンズ』シリーズの成功で着実にキャリアアップする一方、ベンはスキャンダル続きですっかり「おバカ・セレブ」に堕(お)ちた。
ベン・アフレック監督最新作は批評家も観客も大満足!おバカ・セレブから見事返り咲き(シネマトゥデイ) – エキサイトニュース

監督としてのキャリアを始める 2007年

ゴーン・ベイビー・ゴーン
企画当初はベン・アフレックと当時の恋人ジェニファー・ロペスのコンビで映画化の噂が進んでいたが、ベン・アフレックは監督と脚本に専念。その結果エイミー・ライアンをアカデミー助演女優賞ノミネートに導く。

作家スティーブン・キングが選ぶ2007年映画ベスト10の2位に選ばれる。
映画ニュース スティーヴン・キングが選ぶ2007年映画トップ10 – allcinema

スティーブン・キングの主な作品。
シャイニング、キャリー、ショーシャンクの空に、スタンド・バイミー、グリーンマイル等多数。

監督デビュー作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」が絶賛されたベン・アフレックが再びメガフォンをとることが明らかとなった模様。作品は、チャック・ホーガンのハメット賞受賞のミステリー『強盗こそ、われらが宿命』の映画化「The Town」で、ベン・アフレックは監督のほか、脚本のリライトと主演も兼ねるとのこと。
映画ニュース ベン・アフレック、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」に続く監督第2作が決定 – allcinema

役者としての復活 2009年

「そんな彼なら捨てちゃえば」が大ヒット
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」の監督に専念していたベン・アフレックだが2009年から演技も復活「そんな彼なら捨てちゃえば」が大ヒット。

2009年、アフレックは演技活動に復帰し、『そんな彼なら捨てちゃえば?』、『消されたヘッドライン』、『シンディにおまかせ』の3本に出演した。ロマンティック・コメディ『そんな彼なら捨てちゃえば?』ではジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソン、ジャスティン・ロング、ジェニファー・コネリーとのアンサンブルを果たした。映画は賛否分かれたが、世界興行収入は1億6500万ドルと成功した。
ベン・アフレック – Wikipedia

監督としての実力を決定的なものに! 2010年

ザ・タウン
監督2作目で見事に興行面と批評家、両方で好評価をえて監督としての実力を決定的なものにする。

週末の全米映画興行成績は、これが監督第2作となるベン・アフレックが自ら主演し映画化した犯罪ドラマ「The Town」が興収2380万ドル(約20億円)でみごと初登場1位に輝いた。監督デビュー作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」が各方面から高い評価を受けたベン・アフレックだが、本作でもボストン愛あふれる演出でまたしても批評家の絶賛を浴び、興業的にも前作の累計を軽々と上回る文句なしの成績で見事なオープニング・デビューを飾るとともに、2作目にして早くも監督としての実力が本物であることも証明してみせた。
映画ニュース 全米興行成績、ベン・アフレック監督・主演「The Town」が好スタート – allcinema

押しも押される映画監督の仲間入り 2012年

アルゴ

アカデミー賞作品賞ノミネートを始め英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞等多くの賞で37のノミネートを受け今まで21の賞を受賞。ベン・アフレック個人としてはゴールデン・グローブ賞監督賞を受賞。

ベン・アフレックは「アルゴ」でも監督としての手腕を発揮した。
批評家達は一様にベン・アフレックを絶賛し監督としての名声も手に入れた。

11日、放送映画批評家協会による“クリティックス・チョイス・アウォーズ”が発表され、作品賞にはベン・アフレック監督の「アルゴ」が輝いた。
映画 アルゴ – allcinema

アメリカでアカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデングローブ賞の各賞が、13日、発表され、最も注目を集める映画のドラマ部門の作品賞にはイランで起きたアメリカ大使館占拠事件を題材にした映画「アルゴ」が選ばれました。
Gグローブ賞 作品賞は「アルゴ」 NHKニュース

主演も務めたベン・アフレック監督が監督賞も受賞しました。
Gグローブ賞 作品賞は「アルゴ」 NHKニュース

ローリング・ストーン誌の映画評論家ピーター・トラバース氏が「21世紀に監督を手がける俳優トップ10」と題したリストを発表した。

第1位に輝いたのは、監督第3作「アルゴ」が絶賛されているベン・アフレックで、ジョージ・クルーニー、ショーン・ペンが続いている。俳優としてだけでなく、監督としての活躍にも期待が高まる。
米評論家が選ぶ監督進出に成功した俳優ベスト10 1位はベン・アフレック : 映画ニュース – 映画.com

俳優・監督を兼務した感想を語る

シネマ5にて上映「アルゴ」この映画を監督,主演,製作もしたベン・アフレックのインタビューです。youtu.be/sA0Ude3Veyo上映時間昼1:15〜3:23 夕3:35〜5:43 夜8:35〜10:43 1月12日(土)より上映時間変更です。 #映画 #大分 #eiga
このインタビューの中で監督と主演をかねた感想を述べいます。

今後のベン・アフレック 2013年〜

今後も主演・監督作が目白押し
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」の原作者の「Live by Night」を監督する予定。
その他にも「The Stand(原題)」、「Whitey Bulger」プロジェクト等今後が期待できるスターの一人になった。直近ではアカデミー賞作品賞(「アルゴ」でノミネート)の行方が注目されている。

注目の次回作にはかねてから候補に挙がっていたデニス・レヘインの最新クライム小説『Live By Night』の映画化になることが正式に決定した模様。ルヘイン作品の映画化は彼の監督デビュー作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」に続いて2度目となる。同プロジェクトのプロデューサーにはこちらもオスカー候補を逃したレオナルド・ディカプリオも名前を連ねており、主演も兼ねるものと期待されている。
映画ニュース ベン・アフレック、デニス・レヘイン最新刊の映画化を明言 – allcinema

監督・主演作「アルゴ」がゴールデングローブ賞5部門にノミネートされているアフレックは、現在アカデミー賞に向けた同作のプロモーションで大忙し。加えて、「Live by Night(原題)」「The Stand(原題)」、そしてタイトル未定の「Whitey Bulger」プロジェクトなど、監督・主演する新作を多数抱えている。
ベン・アフレック、クリステン・スチュワートと共演の新作コメディから降板 : 映画ニュース – 映画.com

https://matome.naver.jp/odai/2135824633203055101
2013年02月10日