階段の角
当時俺が小3、弟が5才ぐらいだったかな。
そのとき一軒家に住んでて、弟と両親が一階、俺一人が二階で寝てたんだ。家が古いせいか、かなり家鳴り?するんだよ。ガキだった俺はそれだけで怖かった。
しかも階段が怖くてさ。
階段を昇がると直角に廊下があるんだ。だから階段を昇るとき、昇った先の角からだれか覗いてるような事を考えるわけ。
だから昇る時は、できるだけ上を見ないように足元だけ見て階段を昇ってたんだ。
んでいつもと同じ22時ぐらいに寝ようと思って階段を昇ってたんだ。足元だけ見てね。
そしたら階段の真ん中ぐらいまで行ったときに、弟がいきなり
「お兄ちゃん前!前!」
って泣きそうな顔して叫んでるんだよ。ビックリして前をみると、階段を昇りきった角から、
おかっぱの着物を着た小さい人形?みたいなのが見てるんだよ。
笑顔でじっと俺の方を体を角から半分だけだして。もう半狂乱になりながら叫んで階段を降りて、
両親に泣きながら話をしたが信じてもらえなかったよ。マジであれは怖かった。
今でも忘れられない。
親切な車
忘れもしない二十歳の誕生日、よりによって深夜。
山道をドライブ中、些細な口論から彼氏の怒り爆発、山頂(?)の駐車場に置き去りにされた。友達か警察に連絡しようかとも考えたが、後々語り話で「真夜中ひとりで!しかも歩いて下山したんだよー!」とか(笑)そんな武勇伝にしたくて、私は歩き出した。
若かったし、本当に馬鹿だったと思う。所々、電灯はあるものの(ちゃんと歩道もあった)かろうじて点いてる感じ。
かなり薄気味悪い。
だけど猛烈に頭にキていたので恐怖はなかった。
途中、何台か車が私を追い越していった。
中には歩道スレスレをゆっくりと徐行して走り、私が振り向くと脅えた様子で逃げて行く車もいた。
地元の人間だって深夜ひとりでこんな場所を歩かないだろう。
きっと良くあるネタの幽霊だと思われてるに違いない。
それがちょっと面白くなって、こんな状況下だというのに楽しみながら下山していた。
「ねえ、どーしたの?」
真横から突然男の声がして思わず叫ぶ、膝がガクンとなってうずくまってしまった。
すると「ごめんごめん」と笑い声、見れば白っぽい車がすぐ脇にある。「どーしたの?ひとり?」
「実は彼氏と喧嘩して~」
派手に驚いた手前恥ずかしくて余計な事まで話してしまった。
同じ年くらいの好青年で(ものすごく爽やかだったので)後部座席に
黄色の服を着た女の子もいたから妙に安心してしまったのかも。暫く話をして「乗せてくよ」と親切を言ってもらえたけど、
一番近くのコンビニまで後10分くらい?という所まで下山出来ていたので断った。
コンビニを過ぎれば民家がちらほらある。
二人は特別しつこくするわけでもなく「じゃあ、気を付けて」
「頑張ってね!彼氏殴っちゃいなよ~」といい雰囲気で別れた。世の中捨てたもんじゃない。あんな親切な人もいるんだな。
そこに比べて彼氏は最低だ!付き合いを本気で考え直さなきゃ!
なんて言ったらいいのか分からないけどすごく満たされた気分になって、怒りもおさまった。夏だったけど妙に涼しくて、いい気持ちで足取りも軽く進んでいると、
また「どーしたの?ひとり?」声を掛けられた。
あれ、おかしいな、車の近付いてくる音なんてしなかったのに。
ふと横を見るとさっきの二人、白っぽい車…。
咄嗟に「もー、やだぁ~」と私は言った。
からかわれてると思って。
私の反応に二人は笑顔を返してくるだけ。
そこで、ふと、考える。途中から合流出来る訳がない山道だ。
前方に走り去った車が一体どうやって後方から現れるのか。
また山を登り直したと言うのには時間的に無理がある。「どーしたの?乗せていくよ」
「女の子ひとりじゃ危ないよ~」
足もあるし、火の玉も見あたらないけど、この二人怖い。
私は恐がっているのを悟られまいと必死の笑顔で再び断った。
そうして、車は走り去ったけど、1分もしないうちにまた後ろから…。
うわー、ダメだ、幽霊装って車脅かしてる場合じゃなかった。
なにあの車、車ごと幽霊だー!
もう頭の中ゴチャゴチャになって、
少し先に見えているコンビニに走ればいいのに足が動かない。
やっぱり音もなく近付いてくる車をただただ、待ち構えてしまった。
心臓が止まりそうだった。
車は私のそばまでくるとスピードを落として、だけど今度はそのまま通り過ぎた。
通り過ぎる瞬間、運転席の男は前を向いたままだったけど、
後部座席の女の子が私をジッと見ていた。あわせちゃった視線が逸らせなくて私も凝視、
すると、女の子が、ガオーッて感じで(獣が口を開ける感じ)歯を剥き出しにした。
覗けた口の中は真っ赤だった。
見た感じ血っぽくて、黄色の服にポタポタ滴っていた。
ガネ
俺がまだ、9歳かそれくらいの頃。
学級にガネってあだ名のやつがいてね。
そいつはかなり変わってて、今ならアスペルガーなどの病名がつきそう。
言ってることはおかしいし、すぐキレるし、まあ友達は誰もいなくて、いつも一人で遊んでた。ある日ガネが、お寺の沼(そこは窪地になってて親には近づくなって言われてた。
当時は広いように感じたが、今からすれば直径30mくらい)の岸で何かやってた。
俺はたまたま土手の上を通りかかったら、そいつが俺に気付いて、
「おい」といって何か大きなものを投げつけてきた。
石だと思ってとっさによけたが、足下に落ちたそれは石ではなく、その沼にすむ亀だった。
しかも手と首がもがれたらしく、甲羅の穴から土手の草むらに血がこぼれた。
しばらくそれに目線が釘付けになったが、ふとガネのほうを見ると、
口元がくちゃくちゃと動いていた。幽霊話でなくてすまんが、生まれてから俺が最もぞっとした体験。
俺がガネと同じクラスになったのは小3からで、そのときすでにガネって呼ばれてた。
家がクズガネ屋(廃鉄回収業)をやってたからだと思う。
ガネは小3になっても教室内で排泄する
ことなどしょっちゅうで、よく担任の女の先生を泣かしてた。ガネは、ほとんど誰とも話さなかったが、席替えで俺が近くになったときこんな話を聞いた。
「俺んちの母ちゃん、父ちゃんに出す料理に、毎日細かく切った髪の毛を混ぜてるんだぜ。
早く死ねばいいんだって。」もちろんここに書いたような脈略のある言葉ではなかったので、俺の勘違いかもしれない。
ガネは、その後5年生の初め頃、施設に行った。それからどうなったかは知らない。
死ぬ程洒落にならない怖い体験
まず人の形をしたものなら何でもいいので用意する
どこでもいいので神社に行き、やしろの正面から始まり、反時計回りに3周半移動する
やしろの裏に来たら、今度は時計回りに1周し、再びやしろ裏へ
ここで7~8分待機するが、この間一度立ち止まった場所から一歩も動かないようにする
待機中に、最初に用意しておいた人の形をした何かをその場に置いておく
時間が経ったら時計回りで半周、つまりやしろの正面まで移動する一時間ほどしたら人の形をした何かを取りに戻る
この時は時計回りだろうが半時計回りだろうが好きにしていい
最後に、人の形をした何かを枕元に置いて寝る死ぬ程洒落にならない怖い体験ができる
心臓麻痺でぽっくりとか洒落にならんので、心臓に毛が生えてる人推奨
大事なことを書き忘れていた
>>879は、一度でも猿夢を見たことのある方には遠慮してもらいたい
赤い蛇
あまり怖い話ではないかもしれんけど……。というか不思議な体験か。
俺が小学生低学年の頃の話。
俺の地元はど田舎で、学校から家まで一時間くらい歩いて通ってた
(チャリは道が狭くて危ないので乗らなかった)
その通学路の途中に何ていうか、石をいくつも積み重ねた石垣みたいなものがあった。高さは大人の人の肩くらいで苔が生えてて、
道から外れた薄暗い草むらの中にひっそりと佇んでいた。
俺はちょっと不気味なのと、延び放題の草むらの中に
わざわざ入っていく必要もないのとで、そこには決して近付かなかった。だがある日、帰りながら振り回してた給食袋(だったと思う)が
すっぽ抜けて、その石垣のそばに落ちた。
俺は「あ~草で足切ったらやだな」とか考えながら草むらをかきわけて石垣のそばまで近付いた。
で、給食袋を見つけて掴んだ所で、視界の端に何か赤いものが見えた。
それは石垣の上にいた。
50センチくらいの真っ赤な体の蛇がこっちを見ていた。
本当に鮮やかな赤で、イチゴみたいな色をしていた。俺がびっくりして固まっていると、蛇がゆっくりと鎌首をもたげた。
ビビった俺は、とっさに鞄の中にあった給食のパンをちぎって投げた。
餌を与えれば俺から興味がそがれると思っだな。蛇がパン食うわけなかろうに。
蛇は一瞬だけパンを見た後、ゆっくりした動きで石垣の中に消えていった。
俺は急いで家に帰り母ちゃんにそのことを話したが、まともに取り合ってもらえなかった。
「本当だって!」と騒いでいると、爺ちゃんが現れたので蛇のことを話したら、とても驚いていた。
何でも爺ちゃんも子供の頃に全く同じ場所でそいつを見たらしい。
ということは、あれは逃げたペットではなく、ずっとあそこにいることになる。
爺ちゃんいわく、「あれは蛇の神様だ。食べ物をあげたのはよかった。
もしかしたら守ってくれるかもしれん」と。後日友達と探しに行ったが、結局見つけることはできず、俺は嘘つき呼ばわりされた……。
未だにあれは何だったのか分からない。
飛び込み
まあ俺の実家はそういう感じのど田舎なわけだ。
夏休みともなると、子供が遊ぶ場所なんて限られてくる。
昆虫採集、友達んちで漫画読む、山や川に遊びに行く……まあそんくらいしかない。
で、俺らがよく泳ぎに行ってた川があった。
流れは遅かったけどやっぱり危ないってことで
一応泳ぐのは禁止されてたんだけど、皆気にせず泳いでた。ある日のこと。
暇を持てあましてた俺らは川へ遊びに行った。
俺と友達のAはその日は釣りに、BとCは少し上流で泳いでた。
BとCが泳いでるポイントのすぐ近くにはコンクリートの堰堤(ダムみたいなやつ)があった。
そこの下は深い大きな穴になっていて、飛びこみスポットとしてよく使われていた。しばらく俺はAと釣りをしていたが、ふとBとCを見ると堰堤の上に登ろうとしていた。
「あー飛びこみするんだな」と思ってAにそのことを伝え、二人でそれを眺めていた。
それに気付いたBとCがこっちに手を振ってきたので、俺達も振り返して答えた。堰堤の上に登ったBとCは、二人同時に飛びこんだ。
大きな水しぶきが二つ上がり、俺とAは歓声をあげた。
と、水面に上がった二人の様子がおかしい。
慌てた様子で岸にあがり、何かをわめいている。
二人は顔をぐちゃぐちゃにして泣いていた。俺とAが「どうした?」と聞いても「穴!穴の中に!」とかわめいていて要領を得ない。
仕方ないので俺とAは川に入って、ゴーグルを付けて穴を除いてみた。暗くてよく見えなかったが、ちらっと藻の塊のようなものが見えた。
更に目をこらしてみると、それが何であるのか分かり、俺は気絶しそうになった。
人だった。後を向いた人が、穴の中でまるで川底から生えてるみたいにゆらゆら揺れていた。
藻の塊に見えたのは髪の毛だった。
俺達は急いで川から上がり、走って大人を呼びに行った。後で聞いた話によると、どうも堰堤から飛び込んだ時に
川底の岩に足をはさみ、そのまま溺れたらしいとのことだった。
溺れた人は俺達は知らない人だった。それからというもの、堰堤からの飛びこみは全面禁止され、
その川で泳ぐことは今まで以上に厳しく咎められるようになった。
俺達四人はそれ以来一度もその川で泳いでいない。
祖母さんから聞いた話
おそらく呪いとかそういう類のものになるのか?
イマイチ記憶が定かではないんだが…思い出しつつ書いてみようと思う。うちの祖母さんは、元看護婦で、戦前病院に勤めていたらしい。
当時は今と比べて、死人の数が半端なく、
死んだ人からナースコールとか窓の外の人魂とか
よく聞く病院の心霊現象が、本当に日常茶飯事だったそうな。そんな訳だから、祖母さんは幽霊はいるものだと、
よく子供の頃の私にそういう類の話をしてくれた。これはそんな中でも、1番悲しい話として、聞いたものだ。
祖母さんが新米看護婦だった頃、
同期に、もうすぐ同じ病院の院長の息子と結婚する予定の、
とても綺麗な看護婦さんAさんがいたそうな。
ところが、その医者に横恋慕していたのが、婦長。ところがその婦長とAさんがとある患者さんの処置にあたった時、婦長は、Aさんへの指示を
間違えて、今でいう医療ミスを犯して、患者さんを死なせてしまった。
ところが、婦長は、自分はそんな指示をしていないの一点張り、Aさんは懸命に
自分の無実を訴えたが、ベテランの婦長とAさんとでは、当然婦長の言い分ばかりが通り、
Aさんの主張は結局聞き入れられず、Aさんはその場で発作的にオキシドール?か
何かの原液を服用して、自殺してしまった……止める間もなかったそうだ。美しかったAさんの、見る影もないほど、喉が真っ赤に焼け爛れた無残な死に様に
祖母さんたち同期は、悲嘆に暮れながらも、それ以上は成す術なく、
身寄りのなかったAさんを、仲間うちだけでひっそりと弔った。何年かして、婦長とAさんの恋人だった院長の息子が結婚し、婦長はこの病院で出産した。
ところが、生まれた子供は……ぱっくりと、喉まで口が裂けていた。
口咳裂という病気……ようするにうさぎ口だったようだ。祖母さんたち看護婦はそれを見て、あっと思ったらしい。
その様子はまるで、劇薬を飲み、喉が焼け爛れて亡くなったAさんそっくりだったという……。
結局、その子供がどうなったのかまではわからない……祖母さんが話したがらなかったからだ。
作り話かと思われる方も少なくないだろうが、この話をする時、
いつも祖母さんは、涙を流していた……。
その涙は到底作り話で孫を困らせるための嘘泣きには見えなかった。
津久井湖
この間、観光で神奈川県の津久井湖に遊びに行ったんだ。
まぁ男2人でのドライブだったんだが、津久井湖を一望出来る駐車場があったので
そこで、休憩を取る事にした訳だ…俺は湖を背にして友達と会話してたんだ。
当然友人は、湖の正面を見ている事になる。
普通に会話していたら、友達の視点がおかしい…
目が泳いでいる感じ、自分ではなくその先の湖に視点が集中している。
振り返って見たが何も無い。
そこで、友人にどうかした?と訪ねてみた。
友達は、なぁここの湖って泳いでいる奴いるの?
俺は、確かに夏だがこの時期に津久井湖で泳ぐ猛者は居ないだろ。
それに、半端なく汚いし…友人もいやそれは、俺もそう感じてたんだけど今さっきはっきりと首だけ出して
こっち見てたんだ…ほら…
俺は背筋が一気に寒くなって振り向いた、確かにいる。
首と上半身が出てこっちを見てる、しかし何かがおかしい
上半身は水深の割に出過ぎているし、第一崖しか背後に無い。
こいつどっから、現れてきたんだ?
しかもまったく動かない、普通立ち泳ぎしていたら普通は上半身動くだろ…
真っ昼間なのに、寒気が止まらなくなってきた。
近くに、誰か居ないか人を探すが昼間のこの時期に津久井湖にくる物好きはそうは居ない。そうこうしている内にそいつがすーっとこちらに段々よって来た。
湖面から、首だけが静かにこっちに動いて来る。
近ずくに連れて、顔が段々と見えてくる…見たくはないが
視線を外せない…口が裂けてる、というか下あごが腐って落ちてる
突然ちゃぷんという水音と共に首が沈んだ。何だいまのは?友人がボートレンタルしてるからあの場所まで言ってみるか?
心底勘弁してくれと懇願した。こいつは昔からだが、恐怖の神経が麻痺している。
他にも話はあるがリクエストがあればの話します。
速攻で車に戻って帰宅してカキコしました。
怖くなかったらごめん。
やっちまった
この季節になると毎年思い出す洒落にならなかった話し。
小学生だった頃、仲の良い三人で自転車に乗り
少し離れた区民プールに行くのが日課になっていた。
そこに向かう道のりは某花火で有名な川沿いの道で、
上は高速が走りその下は金網が張られて中に入れないようになっている場所もあり、そこ近辺にはブルーシートの方々が数多く暮らしている。
その金網のなかは絶好の雨風しのげるポイントだったんだと思う。
学校でも不用意に近づかない事と良く注意されていた。
しかし通り道だし、普通にジョギングなんかをしてる人などもいるし、
いつもその道を通っていました。歩道のみの、まっすぐ川沿いを走れる近道だったし。
それでプールで遊んだ帰り道、軽快に自転車で走っていると
その金網ゾーンの大分手前で友達が
「あれなにやってんだ?」みたいな事を言って前を凝視している。
つられてもう一人と先をよく見ていると、遠目にも汚さそうに見える人が
歩道側から何か黒い物を掴んで、金網の向こう側へ放り投げている。
なんか少し重そうなカバンを両手で投げている感じだった。
金網の中に入る為に荷物を投げているんだと思ったんだけど、
子供心に異様な感じがしてみんなと顔を見合わせたんだ。なんだか通りたくなかったんだけど、まっすぐな道だから抜け道はないし、
少し躊躇したけど、みんなで自転車のスピードを落として近づいて行ったんだ。
なんか見てはいけない様な気がして反対側に顔をそむけて
通過しようとしたんだけど、やっぱり横目で見てしまった。
その汚いおじさんがこっちを思いっきり見ていました。
なぜかニヤニヤしていて気持ち悪さを感じました。
するとこっちを向けとばかりにおじさんはいきなり大きな声で叫んだんです。
「またぁ!!やっちまったあぁぁぁぁ!!!!」
「うわっ!」
ホントにびっくりして、友達の自転車にぶつかって止まってしまいました。
汚いおじさんはニヤニヤこっちを見ています。
「!!!???」
頭が軽くパニックでしたが、金網の向こうに放り投げていた物が目に入ってきたんです。
金網の向こうにあったのはカバンではなくて、黒い猫でした………
「うわぁああああ!!!」
それを見た瞬間出せる限りの力を出し自転車をこぎました。
大分離れた所で止まり
「今の見た!?見た!?」
と、お互い確認しあい警察に言った方がいいか等話したのですが結局そのまま帰りました。
それからはしばらくその道は通りませんでした。またやっちまったっていうのは、趣味でやってるのか、
食べる為にやってるのかしばらく悩んだものでした。
真っ赤な人影
結構前にあった話なんだけども、
その日いつものように仕事が終わって夕方(6時過ぎくらい)家に帰ってきた。
いつものように居間に入ると、そこでお袋が部屋の電気も付けずに
耳塞いで暗い部屋の中でうずくまってたんだ。かなり面食らった私。 だってこんな様子のお袋見るのは初めてだったんで、
何かあったと焦ってお袋の側に駆けよって声をかけたんだ。
「ちょっと、お袋!なにかあったの?どうしたの部屋も明かりもつけないで?」
お袋は、いきなり声をかけたんでかなりビックリした様子だったけど、
私の顔を見て安心したのか「なんだ○○かぁ、ビックリさせないでよぉ」とか宣った。
いやビックリしたのはこっちだし。
暗い部屋の中で電気も付けずに耳塞いでうずくまってた人間の言うことか?なんてちょっと呆れかけてたんだけども、この後、お袋が妙な事を聞いてきた。
「ていうか○○、おまえ、どこから家に上がってきたの?」どこから家に?
なんとも妙な問いかけに半ば呆れながら
「あのさ、お袋。どこから家にってそりゃ玄関からにきまってんだろ。
つかさ、どこから帰ってきたとおもって、、、」そう言い終わらないうちに、その玄関からコンコンとガラスをノックする音が聞こえてきた。
「あれ、誰か来たかな?」私は誰が来たのか確認しようと
玄関のほうを覗きみようとしたんだけど、お袋が焦った様子で止めてきた。
「また来た、、、さっきのあれだ絶対、、、」
さっきのあれ?私はなんのことだかさっぱりだったんだけども、
帰ってきたときのお袋の様子と「さっきのあれだ」ってのは関連してると思った。
「ねぇ、帰って来たとき凄く様子がおかしかったけど、
そのさっきのあれって奴が原因なの?」この問いかけにお袋は黙って頷き「あれがね、ずっと玄関をノックしてるの、あんたが帰ってくる少し前から。
お母さん、それが怖くて怖くてたまらなかったの、だからずっと
耳塞いで、それが居なくなるの待ってたんだけど、そうしてるうちに
あんたが帰って来たのよ、玄関から」お袋の顔が青ざめている、
ちょっと尋常じゃないなと思った。
「あれって、なに?見たんでしょ」お袋は顔を下に背けてる。思い出したくもないって様子だった。
この間も、まだ玄関からコンコンというノックの音は続いてる。
このままじゃ埒があかないと思い「ちょっと見てくるよ、さっきのあれとは違うかも
しれないし、宅配とか近所の人が来てたら困るでしょ」そう私が言うと、
お袋が「駄目だって!行かない方がいい、絶対後悔するから」
といって掴んだ腕を離してくれない「大丈夫だって、なにかヤバイもんとかだったら、玄関開けたりしないし、ただ見てくるだけだから」
お袋が掴んでる腕を強引に振り払って私は玄関に向かった。うちの玄関は曇り硝子が張ってある引き戸なんで、
玄関を開けなくても外にどんな奴がいるのかはある程度わかる。
私は玄関まで行き、そのノックしてる奴がどういった奴なのか、
その曇り硝子越しに見た。たぶんお袋も来客だと思って玄関まで行き、
これを見たんだろうね、玄関に立つ赤い人影を。
最初見たときは、そんなに違和感とか変なモノって感じはしなかった。
だってただの人影だったんだもん、背丈はたぶん小学生とかそれくらい
だったかなぁ、赤いってことを除けばね。だからただの来客だと思って
玄関を開けようと、ほんと硝子一枚のとこまで近づいたんだわ。そのときノックする手が硝子越しに良くみえたんだよね。真っ赤な人の手がさぁ。
ほんとに真っ赤だった、赤い手袋とかでなくて、真っ赤な素手。
このとき「あ、これは人じゃないな」ってやっと気づいたのよ。
ただ、もう気づいた時は遅かったんだよねぇ、だって玄関開けようと近づいてるわけじゃない、
だから向こうにも見えちゃったんだよね、、、私が。
近づいてる私の存在に気づいたそれは、この後、もの凄い勢いで玄関をノックしだしたんだわ。
コンコン、コンコンコン、コンコンコンコンコンコン、コンコンゴンゴンゴンゴンゴン、
ガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャン。ほんと凄かった、もうね玄関の硝子が割れるんじゃないかってくらいの勢いで叩き続けてる。
ほんとはすぐに逃げ出したかったんだけどねぇ、、、
動けなかった、怖くてさぁ、だって真っ赤な人影が凄い勢いで
玄関叩いてるんだよガシャンガシャンガシャンガシャンって、
あれにはマジでビビって足が竦んじゃったよ、いい大人なのにね。
だけどずっとその場には居られない、だって怖いもん。
だからなんとか気を張ってその場から離れようとした、ただこいうときって不思議と
駆け出せないんだねぇ、たぶん相手に気づかれないように
(すでに気づかれてますがw)って考えが働くからなんだろうけど、
ゆっくりゆっくりと後ろに下がっていったんだわ。すると人影にちょっとした変化があった。最初見たときとは違ってなんか背が高くなっているような気がする、
けどもノックをする腕はさっきの位置とは変わってない。
背が高くなってるんではなくて伸びてるんだよね、頭がさ。
首が伸びてるんではんくて、ほんとに頭だけが上に向かって伸びていってる、そんな感じがした。
そしてその伸びた頭は徐々に玄関の上にある小窓に近づいていってるんだけども、
この小窓って奴が運が悪いことに明かりを入れる為の窓なもんだから、
曇り硝子ではないんだよね、、、、、だから、その小窓に近づいてるのがわかった段階で人影から目を反らす
べきだったんだよね、本当はさ、、、だけども、、、
目が反らせなかった怖くて逆に目を反らせなかったんだよね。
そして見ちゃったんだよね、、、、真っ赤な人影の顔を、、、、たぶん、、、
小学校低学年くらいの子供だと思う、真っ赤な顔でさ、、、髪と眉はなかった。
印象的だったのはだらりと開けられた真っ黒な口と、カッと見開かれた目。
その目でさ、ギョロギョロと家の中を見てるんだよ。
もうそれ見たら限界だった、、、、いい大人が「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」って叫んで駆けだしてたよw
んで居間に逃げ込んで、お袋と一緒に耳塞いでガタガタ震えてた。
どんだけの時間、耳塞いでうずくまってたかわからないんだけど、
いきなり「おい!どうした!!」って肩を掴まれて起こされた。仕事から帰ってきた親父だった。
「親父かよ!!ビビらせんなよ!!」
「なにがビビらせんなだ!ビックリしたのはこっちだ、どうした二人して電気も付けずに部屋の中で!!」いきなり声をかけられてビックリはしたが正直、帰ってきた親父の顔を見てほっとした。そして思わず聞いてしまった。「親父、いったいどこから家に上がってきたんだ?」と。
こういった体験だったんだけど、これが数年前の話、
で最近になって「新耳袋」とかでも似たような話が載ってたんだけども
これって全国的に出没してるんかねぇ。
死神
自分が物凄く生活が荒れてて周りの人々に迷惑を掛け捲っていた頃の話です。
昼下がりに寝ていると誰かが毛布をかけてくれた。
家族の誰かがしてくれたと思って[・・・アリガト・。・。」
なんて思った次の瞬間!!全身が金縛りになって全く動かない状態に!!
でふと目をやると何とそこに立っていたのは黒尽くめの死神だった。
かけてくれたと思っていたのはその死神が着ていたマント。
頭ん中を己の鼓動だけが響いてるような状態で
「頼む・・・どこかに行ってくれ!!」と必死に念ずると
その死神は逆にグッとこっちに近づいてきて
さらに耳元に顔を寄せてこの世のモノとは思えない醜い声でオマエモ ドウルイダロ
ってつぶやいた。で気を失って・・・
その後、自分は緊急入院して2週間昏睡状態が続き
結局半年間入院することとなりました。皆さんも日頃から負のパワーを貯めるような生き方をしないよう
気をつけてください。
雪道注意
友人の体験談
季節外れな話だが、友人が仲間とスキーに行った。
深夜スキー場までの道程、山間の川沿いの道を走っている時だった。
友人の運転する車の前を走っていた四輪駆動車が、
運転を誤り、何回も横転しながら5メートルほど下の川原に転落した。
友人達は慌てて車を止め、警察に通報し、川原に下りて乗っていた人達を救出。
幸い皆無事だったが、運転者を除き救急車で病院に運ばれた。
結局、積雪によるスリップ事故として片付けられた。
スキー客の交通事故はその季節よくある事なので別に不思議な話じゃない。しかし、友人は言う
「スリップなんかじゃない。突然車が真横ぶっ飛ばされた。
まるで透明のトラックか何かに横から激突されたみたいに」
フナムシ
海の底の底で足をザックリ切って
4日後くらいに傷口からフナムシが生きて這い出てきた事ある
太ももに蠅の卵を産みつけられたこともある
蠅の時は腿が変色したから医者に行ったら薬くれた
両方実話
海で怪我したら痛くてもしっかり傷口の中まで洗った方がいいよん
古い幽霊が出るとの噂の沼
あれは俺が一番やんちゃだった厨房の頃の話。
俺の住んでいる地域には古い幽霊が出るとの噂の沼がある。
まぁ、「眺めていると水面に女の生首が浮かぶ」とか
「池の水面から手が伸びてきて引きずり込まれる」などというありふれた噂だったが…その日、夜になったところで友達とその沼に行ったんだ。
その時は、まだ出入りも自由だったしね。
どうせそんなもの出やしないだろうと沼の周りをぐるりと一周
最初にいた所まで来たところで異変に気がついた。
沼を挟んだ向かいの岸に誰かいるんだ。
友達は全員近くにいるからおかしいな、誰なんだろうと近づいて確認しようとした瞬間…
ドンッと背中を強く押された。
勢い余った俺はそのまま二転三転して沼にドボン。
幸い、大して深くなかったので(腰くらい)大事にならなくて済んだが…後になって知ったんだが、俺は、友達がふざけて背中を押したと思っていたんだが
友達曰く「ドボンという大きな音がしてびっくりして見ると、お前が沼に落ちていた」らしい
よくよく考えると、あの時近くとは言っても、
5メートル位離れていたから突き落とせるはずないだよね…
まぁ、今となってはその沼もフェンスで囲まれちゃったから侵入不可能だけど…
バランスボール
一時期ダイエットとかに効果があるとかでバランスボールエクササイズってのが
流行ってたが、あれにまつわる個人的に洒落にならなかった話アレって使う前に膨らませるのにもそれなりに体力使うのな
専用のポンプとか使えばいいんだろうが、自分は息で膨らまそうとしても
自分の貧弱な肺活量で全然膨らまない
そこで、ジムに通っててそれなりに肺活量もある姉に頼んで膨らませてもらった
しばらくはそれ使ってエクササイズもどきを自分なりにやってたんだが
もともと、別に太ってるって訳でもなく、普段の運動不足の解消にでもなればと
始めた事だったから、案の定1週間ほどで飽きて部屋のオブジェと化してた
放置し始めてからしばらくした時あることに気付いた朝目が覚めてバランスボールがある場所が、寝る前にあった場所と違う場所にあることに
その時は、自分の部屋には鍵がかからないから、寝てる間に姉が自分の部屋に
持っていって使ったりしてるんだろくらいにしか考えていなかった
ある時、物凄い悪夢(恐ろしい夢だったということだけで、内容までは覚えていない)を見て
真夜中に目が覚めた
春先だったのに寝汗が酷い事になってて、不快感を覚えながらも
ベッドに横になった姿勢のまま部屋を見渡すとバランスボールが勝手に跳ねているポーン、ポーンって
それを見て一気に毛穴が開いて物凄い悪寒が襲ってきた
布団被ってすぐにでも見ないようにしたいのに何故か目が逸らせない
そのうちバランスボールの動きがだんだん激しくなっていき
バランスボールから腕や足の形をした物がバラスボール飛び出しては
引っ込みを繰り返すように蠢いていた
中に何人かの人間が居て暴れているような感じだった
サイズ的に中に何人も入れるはずも無いのにな
そうこうしてるうちにバランスボールは暴れまわりながら段々と私の方に寄って来た
一方、私は金縛りで体の自由が効かない状態 目も閉じれなくなってた
その状態で、バランスボールは手足出したり引っ込めたりしながらじわじわと近寄ってくるで、目の前まで来た頃で、バランスボールはピタリと止まった
次の瞬間、バランスボールから一斉にいくつもの顔の形をした物がブワッっと浮き上がった
それを見た瞬間自分の理性が限界を迎えたんだろうな
気絶をしたようで気付いたら朝だった
目が覚めたらバランスボールは、自分の目の前にあり、あれは夢じゃなかったんだと確信した
その後、こんなキモチの悪いものはもう部屋に置いておけないと思い、
家の外で空気を抜いて、不燃物としてゴミに出したその後、特に自分自身にも家族にも何も起きてはないが
お姉さん あなた一体何を吹き込んだんですか・・・
参考
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1247582111
http://syarecowa.moo.jp/