◆ワンピース 漫画家・尾田栄一郎氏が、1997年(平9)8月4日発売の集英社「週刊少年ジャンプ」34号で連載を始め、今年で15周年。コミックス68巻までの累計発行部数は2億8000万部超で、67巻で記録した初回発行部数405万部はコミックス史上、初版発行部数の日本記録達成。テレビアニメはフジテレビ系で99年10月20日に放送が始まり、今年で13年目。歴代最高視聴率は16・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、世界28カ国で放送されている。
ワンピース初日60万人いきなり7・5億円
公開中のアニ映画「ONE PIECE FILM Z」の興行収入(興収)が、4日の集計時点で52億円を突破したことを6日、配給の東映が発表した。00年以降の東映での最高興収は05年「男たちの大和」の51・1億円だったが、これを更新。昨年も邦画興収1位の「BRAVE HEARTS 海猿」の73億円も超える勢いだ。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp1-20130107-1068856.html
驚異的なヒットの要因は3つ。
1.連載開始当初から熱烈なファンの、放送作家・鈴木おさむ氏(40)が脚本を担当し、主人公モンキー・D・ルフィら“麦わらの一味”の新たな敵としてNEO海軍を作るなど、ファン目線で見たい物語を書いた。
2.原作の尾田氏が総合プロデューサーとして完全監修、NEO海軍に本家・海軍の歴史を絡めるなど流れが原作と1つになり、さらに世界観が深まったこと。
3.単純な勧善懲悪ではない信念のぶつかり合いという新機軸に、原作とアニメそれぞれのファンが期待を寄せたことが考えられる。
ONE PIECE、2日で114万人
15日に封切られたアニメ映画「ONE PIECE FILM Z」(長峯達也監督)が、公開2日間で観客動員約114万人、興行収入約13億7000万円を記録したことが17日、分かった。00年以降の公開2日間の記録としては04年「ハウルの動く城」(宮崎駿監督)の約110万人が最高記録だったが、これを抜いた。ちなみに日本映画の歴代興収最高記録304億円を持つ01年「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)は動員80万人だった。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp1-20121218-1061103.html
これまでの記録は、05年の映画「男たちの大和/YAMATO」(佐藤純彌監督)の興収51億1000万円だった。
この日、大阪市内で行われた舞台あいさつに出席した主人公モンキー・D・ルフィ役の声優田中真弓は「前作(09年の『STRONG WORLD』)では超えられなかったんだよね。見る人によって、心に刺さる言葉が変わってくる作品。ぜひ、家族で2度、3度見てください」と喜んだ。
ウソップ役の山口勝平は「たくさんの人に見てもらえて本当にうれしい。でも、まだまだ。日本一を目指しましょう!」と約400人のファンに、さらなるバックアップを呼びかけた。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20130107-1068808.html