今だから読んでほしい。“命をつなぐバトン”国境なき医師団、活動の現場から

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私達が目を背けてはいけない問題が世界にはたくさんあります。

今回は4つの国の現在も続く「人道危機の現場」にスポットを当てたいと思います。

そもそも、国境なき医師団とは?

ボランティアの医師・看護師を中心に、地震、洪水、戦争、飢餓などが発生した場合、世界中のどこでもかけつけて被災者や難民の緊急医療活動にあたる団体。1971年フランスで創設。
「こっきょうなき‐いしだん【国境なき医師団】 の意味とは」 – Yahoo!辞書

http://www.youtube.com/watch?v=tD9OP2XwwGI

南スーダン: 人道危機が続く、世界で一番新しい国


https://matome.naver.jp/odai/2135668533434836901/2135669673735941503
南スーダン
難民約10万人が滞在する上ナイル州内では、多くの人びとが体調を崩しているようです。
【出典】朝日新聞デジタル

南スーダンの状況は?

「分離独立」を果たしたものの状況は深刻なようです。

現在も医療の欠如のみならず、食料難、未整備のインフラや公共サービス、紛争や自然災害など、多くの深刻な問題を抱えている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

これでは難民が増える一方ですね。

紛争に巻き込まれる人々。

スーダンとの国境を巡る紛争には、多くの人が巻き込まれ、避難生活を余儀なくされている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

この影響で・・・

スーダン側からは徒歩で国境を越えて南スーダンに逃れる人が急増し、その数は17万人に達している。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

この状況で国境なき医師団(MSF)が取り組んだこととは?

MSFは現在5つの難民キャンプにおいて、診療所の増床、栄養失調児用の食料確保、水供給設備とトイレ増設などの援助拡大に取り組んでいる。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

シリア: 長く、厳しい冬が始まる


https://matome.naver.jp/odai/2135668533434836901/2135669673735943203
シリア
大きな洞窟の中に造ったMSFの仮設診療所のようです。
【出典】朝日デジタル新聞

シリアの状況は?

内戦状態によって満足に治療ができない環境にあるようです。

公的医療施設が反政府勢力への弾圧の道具として使われ、市民が治療を受けられない中、政府に活動の許可を求め続けてきたMSF。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

これでは満足に治療が出来ません。

この状況で国境なき医師団(MSF)が取り組んだこととは?

6月に認可を待たず仮設病院の開設に踏み切り、現在は4カ所の診療所で、人びとの治療にあたっている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

これこそが命のバトンをつなぐことに繋がるのだと思います。

一方で・・・

また、紛争を避けて既に多くの人びとが難民として周辺国に逃れており、MSFはシリアと国境を接するヨルダン、レバノン、イラクなどでも、紛争被害者に対する医療・人道援助を行っている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

しかし、問題が・・・

しかしながら依然として相当数の高齢者、女性、子どもが紛争地域内に残っている。建物が爆撃・破壊され、多くの町がゴーストタウン化し、諦めと絶望の空気が漂っている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

更なる心配が・・・

現地に派遣されたMSFの医師は「8~9カ月にわたり、電力供給もない。じつに過酷な状況下で、冬に入りつつある。本当につらい季節になるだろう。そして、最もつらいのは、最も抵抗力の弱い人びとだろう」と過酷な現状を伝えている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

厳しい冬だからこそ多くの命が奪われてしまう可能性があります。

アフリカ・サヘル地帯: 栄養失調に対する長期的な取り組みを


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アフリカ・サヘル地帯
重度の栄養失調で自ら食べ物をとる力を失い、鼻からチューブで栄養をとる子ども(ニジェール)の様子です。【出典】朝日デジタル新聞

アフリカ・サヘル地帯の状況は?

現在、過去30年間もの干ばつと過度の放牧で急速に砂漠化が進み、食糧不足に伴う栄養失調が慢性化している。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

砂漠化が進むことで食糧不足の割合が高くなります。

更なる追い打ちとは?

例年、農作物の端境期(備蓄食糧が不足する収穫期の狭間)に、栄養失調が悪化、さらに、政情不安や食糧価格の高騰、感染症の発生が追い打ちをかける事態となっている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

多くの命を救うためにはその地域の環境形成も大切になってきますね。

この状況で国境なき医師団(MSF)が取り組んだこととは?

2012年1月から6月までの間に、同地帯の7カ国で実施した治療プログラムで、約5万6000人の重度の栄養失調児を治療を行った。MSFは、今後も引き続き、同地帯で栄養失調が危機的水準に達した際の治療活動を拡大する方針である。
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一方で・・・

一方で平時の治療プログラムにおいて、長期的かつ、より簡便に実行可能な低コストの栄養失調対策の必要性を訴えています。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から –

打開策として!

非医療従事者への一部活動の委託、栄養治療食や栄養補助食品の地元での製造、予防を目的として子どもに必要な食糧をより簡単かつ安価に供給するシステムの立ち上げなどが挙げられている。
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コンゴ民主共和国: 暴力に侵される市民生活


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コンゴ民主共和国
難民の暮らす場所を訪問し、新生児を診察するMSFの医師の様子です。
【出典】朝日デジタル新聞

コンゴ民主共和国の状況は?

内戦では、一般市民にもその矛先が向けられ、多くの人びとは家を焼かれ、家族を殺され、性暴力が敵方に辱めを与えるための戦いの道具にされるなど残虐な行為が繰り返されている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

救える命がそこにあるのに、医師には手に負えない問題があります。

攻撃から逃れるために・・・

多くの市民は攻撃から逃れるため、住まいを離れて避難民キャンプを渡り歩く日々を余儀なくされている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

この状況で国境なき医師団(MSF)が取り組んだこととは?

MSFは現在、南北キブ州の合計10カ所の病院、31カ所の診療所、9カ所の医療施設で援助活動を行っている。
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今後の対策として・・・

MSFの現地チームは、医療・援助ニーズの増大に対応できる態勢を維持したうえで、さらなる戦闘と避難が起こる事態に備え、外科医など医療従事者の補充人員や物資の確保を進めている。
朝日新聞デジタル:2012年を振り返って——国境なき医師団、活動の現場から – 国際支援の現場から – 国際

では私達が身近に出来ることって何だろう?

あなたの身近な支援がこんなにも人を救う!

3000円の支援で・・・免疫力を高め、感染症を予防する                             ビタミンAカプセル年間1500人分。

5000円の支援で・・・マラリアを防ぐ蚊帳を12張。
日本ユニセフ協会

毎月3000円の支援で・・・1年で、1875回分のはしかのワクチンに。

毎月5000円の支援で・・・1年で、10世帯分の貯水容器、バケツ、石けんや浄水用錠剤などが入った家庭用水キット6セットに。

≪Twitterでのさまざまな思い≫

YUE@56omiki

昨日国境なき医師団から寄付に対する連絡やアンケートを同封した封筒が来ました Christmasにネットで寄付しましたが早いね~~ 驚きましたWW

悩めるエンジニア@tomohiko_ariki

この休み中に一冊は本を読みたい。これにしようかな。> 世界で一番いのちの短い国 シエラレオネの国境なき医師団: 平均寿命34歳の国で、本当に意味のある国際協力と向き合う医師の奮闘記。 – たのしいiPhone! AppBank appbank.net/2012/12/26/iph…

「救える命」を私達の手で繋ぎ止めましょう!

https://matome.naver.jp/odai/2135668533434836901
2012年12月28日