デフレ脱却せずに財政再建できない=安倍自民総裁
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8BO02320121225
自民党の安倍晋三総裁は25日、経団連の審議員会であいさつし、デフレから脱却せずに財政再建はできないとし、日銀と政策協定(アコード)を結び、2%のインフレ目標を設定したいとあらためて表明した。
また、日銀にも説明責任を負っていただくと言明した。
安倍総裁は、デフレは日本人の精神にまで悪影響を及ぼしているとの見解を示した上で、人口減少がデフレの要因だとの見方があることについて「人口が減少してもデフレでない国はたくさんある。日本にできないことはない」と否定。財政再建が成長の制約になるとの考えにも「成長はすべては解決しないが、デフレから脱却せずに財政再建は絶対にできない。断固たる意思をもってデフレから脱却し、円高を是正させ、経済を成長させる」と語った。
金融政策については「伝統的な政策ではデフレから脱却できなかった」と指摘。「(政権を担えば)日銀と政策協定を結び、2%のインフレ目標を設定したい。2%の目標については日銀も説明責任を背負っていただくということだ」と語った。
「明日、首相になったら手段は中銀に任せるのは当然のことだ」としながらも、「伝統的でない手法にも取り組んでいただきたい。金融政策で円高を是正するのは当然のことだ」と語った。
また、安倍総裁は金融政策が投資や雇用に結びつくまでは時間がかかるとの認識を示し、財政政策の重要性について言及、「公共投資を行い、有効需要を作ることで日本全体に景気(回復)の波がしっかりと及ぶという状況を作りたい」と語った。
さらに成長戦略が金融政策、財政政策に続く3本目の柱だとして「目標を決め、集中的に成長分野において規制改革・緩和を行っていく」考えを示した。
社会保障と税の一体改革に関しては「2014年4月からの消費税引き上げの基本方針は維持する」と明言。ただ、「消費税を引き上げられる状況か来年の4─6月の景気を見て秋に判断する」との考えをあらためて示した。
補正予算については「デフレ脱却に資するものとする。また暫定予算もカバーできるものにしたい」とし、「大型のものになる」と発言。「デフレ脱却に政策の総力をあげる」と語った。
また、安倍総裁は金融政策が投資や雇用に結びつくまでは時間がかかるとの認識を示し、財政政策の重要性について言及、「公共投資を行い、有効需要を作ることで日本全体に景気(回復)の波がしっかりと及ぶという状況を作りたい」と語った。
さらに成長戦略が金融政策、財政政策に続く3本目の柱だとして「目標を決め、集中的に成長分野において規制改革・緩和を行っていく」考えを示した。
「人口が減少してもデフレでない国はたくさんある。日本にできないことはない」
※厳密には「人口が減少している国であっても、デフレなのは日本しかない」でございますね(参考:日銀法再改正への道 )。
「成長はすべては解決しないが、デフレから脱却せずに財政再建は絶対にできない。断固たる意思をもってデフレから脱却し、円高を是正させ、経済を成長させる」
「(日銀は)伝統的でない手法にも取り組んでいただきたい。金融政策で円高を是正するのは当然のことだ」
「公共投資を行い、有効需要を作ることで日本全体に景気(回復)の波がしっかりと及ぶという状況を作りたい」
「消費税を引き上げられる状況か来年の4─6月の景気を見て秋に判断する」
黄金の季節|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
経済政策やデフレ対策について、これほど正しい見識をお持ちの方が、日本国の内閣総理大臣になられるのです。しかも、麻生元総理が財務大臣(兼金融大臣)。「経世済民」という観点から考えた場合、これ以上の布陣は現在の日本では不可能でしょう(いや、本当に)。
しかも嬉しいのは、上記の布陣、体制を実現したのは、わたくし達、日本の有権者一人一人の「票」だったという事実です。「郵政選挙」や「政権交代」などのシングルイッシューではなく、総合的に政策を判断し、最も今の日本に相応しい政権を誕生させた。この「歴史」について、今を生きる日本国民は誇っても構わないと思います。
とはいえ、今後の展開しだいによっては、今回の成果は単なる「うたかたの夢」で終わってしまいます。そうさせないための戦い、今回の結果を真に「誇りある歴史」にするための戦いが、今日から始まります。
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