【ヘタリア独墺】オーストリア、ただのお坊ちゃまではない!終戦そして貴族の華麗な処世術

ねぐされJAPAN
【WARNING!】このまとめは、潔くない貴族とナチスドイツを含みます。苦手な方は全力で逃げましょう

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360287096203
こんにちは、日本です。

今日のテーマは「なんでもいいから独墺の二次大戦ネタ」とのことで、「オーストリアの戦後の処世術がすごい件」と題してお話します。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360187095303
ナチスドイツの話か…複雑なところだが協力しよう。
ちなみにヨーロッパにおいてナチスの行為を否定することは違法だ。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360387096903
おがんばりなさい。全てあなたの責任です。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360187095403
お 前 も 語 れ !!

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360287096103
本家漫画でもちょくちょくオーストリアさんが「ドイツ、全部あなたが悪いんです」という趣旨の発言をし、尻に敷いたりあごでこき使ったりしていますね。
これが史実現実の何をほのめかしているか探ってみましょう。

オーストリア併合に関してこのような漫画が本家に掲載されていますね。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360687098103
本家では「意外や併合にノリノリだったオーストリアさん」という扱いになっています。

オーストリア併合は1938年ナチスによる国民投票により、オーストリア人の97%の賛成票を得て決定しました。
ちなみにそのときの国民投票の用紙がこちら。

併合に賛成するか?という質問に対し、Ja(はい)の欄がNein(いいえ)の欄よりでっかいです。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2137129300487704903

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360187095203
無言の圧力だった、と言えなくはない。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360787098603
そうは言うけど、坊ちゃんのとこのやつって、他の国とは違ってパルチザンもレジスタンスもなしにあっさり俺らについてきたよな?

←あ、プロイセンです。

ちなみに併合当時の映像がこちら。
もちろん出迎えに行ってるのは親ナチ派でしょうから、この動画だけでオーストリア市民の総意を判断する訳にはいきませんが…オーストリア市民、ナチスの旗振ってナチスを歓迎してます。

http://www.youtube.com/watch?v=t75ldUNc2Xw

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360687098403
まぁ併合前から、あまりユダヤに対していい感情は持ってませんでしたし。
オーストリア=ハンガリー二重帝国時代のウィーン市長カール・ルエーガーは反ユダヤ主義者として有名でした。ヒトラーにも影響を与えたそうです。

ドイツが併合しに来る前から、うちにだってファシズムはありましたよ。(オーストロ・ファシズム)
それにプロイセンは小ドイツ主義を主張して私を「ドイツ」という枠組みからほっぽりだしましたが、私だってドイツ民族の国なのだから、今度こそは仲間に入れてもらわなくてはおかしいでしょう。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360587097703
さて、ナチス政権下に併合されたオーストリアは、枢軸国側としてあれこれやります。

オーストリア人ナチス党員・高官もかなりいましたし、アドルフ・ヒトラーも実はオーストリア出身だったりします。
オーストリアもユダヤ人弾圧に参加しました。ユダヤ人商店やシナゴーグへの破壊行動で有名な「水晶の夜」事件の舞台の一つはウィーンです。オーストリアの収容所でも数万人のユダヤ人が亡くなっています。

ですが終戦後、オーストリアには戦争責任なるものは課せられませんでした。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360687098303
当たり前でしょう。私はドイツに併合された被害者なんですから。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360387096303
えーと、オーストリアさんは、戦後速やかに立場を変えることで戦争責任を免れました。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360087093603
ちなみにゲルマン民族の優越とドイツ帝国の栄光を主張していたアドルフ・ヒトラー本人はオーストリアの出身だ。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360387097003
何を言っているんですかあなたは。
モーツァルトとベートーベンはオーストリア人ですがヒトラーはドイツ人だというのが世界の一般認識でしょう。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555361187100303
あー、オーストリアには、「犠牲神話」なるものがある。
つまるところ、第二次世界大戦で枢軸国側が敗北した後、オーストリアは「ナチスドイツの被害者」の立場を主張することで、戦争責任を逃れた。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360887098903
HEY! 頼まれてたDVD持ってきたんだぞ!

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360587097603
ホラーDVDですか?

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360987099303
君は怖がりだな!安心するんだぞ、アカデミー賞受賞したミュージカル映画、「サウンド・オブ・ミュージック」なんだぞ!
サウンド・オブ・ミュージック
ナチス台頭に揺れる戦中オーストリア、ザルツブルグを舞台とするミュージカル。「ドレミの歌」で有名なあれ。

〈あらすじ〉
フリーダム過ぎて修道院から体よく追い出されてしまった修道女マリアが、妻に先立たれた軍人トラップ大佐の家で7人の子供たちの家庭教師になり、歌ったり踊ったり三角関係になったりいろいろあった挙句トラップ大佐と結婚。
物語後半はドイツに併合された後のオーストリア。愛国心に燃えるオーストリア軍人であるトラップ大佐がナチスに目をつけられてしまう。そんでもって山を越えてオーストリアからスイスへ脱出した。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360287096003
ザルツブルグの場所はこちらで確認なさい。
ここは我がオーストリアの偉大な音楽家モーツァルトの生誕の地でもあり、昔から大々的な音楽の祭典が開かれている町でもあります。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555361087099503
(モーツァルトが生まれた頃のザルツブルグは神聖ローマ帝国だからドイツなんだと何度言ったら…)

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360987099403
劇中でもトラップ一家がザルツブルグ音楽祭に出場して優勝するんだぞ。
その直後にオーストリアを脱出するんだけどね!

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360187095703
話が横道にそれますが、この映画、史実も地理も華麗に無視しておりますね。

映画ではナチスに追われながら車と徒歩で脱出し歩いて山を越えていますが、ザルツブルグから山越えルートで国境を越えるとドイツに入りますよ? 実際のトラップ一家は、列車などでザルツブルクから隣の州であるチロルに移り、そこから警備の手ぬるかったイタリアへ脱出しています。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360787098803
HAHAHA! 細かいこと気にしちゃいけないんだぞ。
列車に隠れながらイタリア行くより、山を徒歩で越えた方がCOOLじゃないか!映画はビジネスなんだから、史実よりもできばえがCOOLであることの方が大事さ。

ぶっちゃけ、ナチスを可能な限り悪役に描き、併合されるオーストリア側の人間をできるだけかわいそうに描いたほうが、アメリカでは売れるんだぞ。なんてったってナチスと戦った自分たちがいかにHEROだったかって思えるからね!


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360087094703
この映画は地理や史実には忠実ではないが、オーストリアの「被害者神話」を端的かつ忠実に表しているといえる。だから持ってきてもらった。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360487097203
何を仰りたいんですか。私は被害者ですってば。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555361087099903
以下は日本の現代史研究家(白鴎大学法学部教授)のサイト内のQ&Aだ。
読みやすいし、何よりネット上の情報の中ではかなり信頼性が高いので参考までに掲載する。

また、こちらは信憑性の確認ができていないのだが、興味深いので併載しておこう。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555361187100203
第二次世界大戦終結後、世界はすぐさま冷戦に突入した。

冷戦期の世界は、(というか米ソは)「一国でも多く自分の味方に引き入れる」ことに終始したため、オーストリアの戦争責任を真剣に追及しはしなかった。
オーストリアでも過去の話はタブーと化していた。本人たちの態度と世界情勢が噛み合った結果、オーストリアは戦争責任を回避することができてしまった。

戦下においては正義なんて実はどうでもいいということがよくわかるな。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360787098703
なんでこっち見ながら言うんだい?

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360287095903
オーストリア人国連事務総長の選出もなかなか早かったですし、国連やEUの重要な機関もオーストリアに本拠地をおいています。

戦後のオーストリアは、世界的にも「敗戦国の被害者だった国・平和を愛する側の国」のポジションを認められてきたのです。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555361187100003
オーストリアが過去について考え始めるきっかけになったのが、ワルトハイム事件だ。

そのオーストリア人国連事務総長、クルト・ワルトハイム氏がオーストリア大統領選出馬にあたって実はナチス将校だったことが世に知れ渡ってしまった。

クルト・ヨーゼフ・ワルトハイム

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360487097103
元ナチスがオーストリア大統領選に出馬することに対して、旧連合国が国外から反対を表明してきました。ですがそこはオーストリアクオリティです、これを内政干渉として腹を立てた国民がワルトハイムを大統領に就任させました。

ナチス党員の入国を禁止しているアメリカ他ほとんどの国で歓迎されない人物であり、あまり外国を訪問しないまま大統領生活を終えています。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555361087099703
ワルトハイム自身はウィーンで病死するまで、これといって戦争責任を追及されるような出来事はなかった。

だが、オーストリア国民が「加害者の過去」を思い出すきっかけにはなった。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555361187100103
歴史的悪役をドイツが単独で負っている現状には変わりないが、現在ではオーストリアでも過去を見直す動きが出てきているらしい。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360687098003
歴史の取り扱いは、我が家を含む東北アジアにおいてもなかなか難しいものがあります…。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360787098503
そうですね、EUという一つの平和理念を共有して統合を目指しているヨーロッパにおいて、私も過去と向き合う時がきました。バイオリンを弾きながら考えてみようかと思います。

それはそうと、ヨーロッパにファシズムを撒き散らした責任があなただけのものであろうがなかろうが、EUの面倒を見るのはあなたの責任なのでおがんばりなさい。


https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555361087099603
…。

https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701/2135555360587097803
貴族だからってなめちゃいけない。
政略結婚で領土を広げまくっていた時代から、戦中戦後を経て今に至るまで、オーストリアさんって結構策士というか世渡り上手だったりしますよね。
https://matome.naver.jp/odai/2135550066082992701
2014年09月23日