【春はあけぼの】文庫で読める古典文学まとめ<平安>【いづれの御時にか】

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『土佐日記』

Amazon.co.jp: 土佐日記—付現代語訳 (角川ソフィア文庫 (SP19)): 紀 貫之, 三谷 栄一: 本
土佐守紀貫之が承平四年任国土佐を出港して翌年二月京に至るまでの日記で、女性の筆に擬して書かれている。平安時代の仮名文学の先駆作品として、文学史上高く評価される。青谿書屋本を底本とする。

『伊勢物語』

王朝の代表的な知識人在原業平の風流恋愛譚が、歌を挿みながら語られる素朴な短編形式の歌物語。後人が補筆して一〇世紀初め頃に成ったもので、抒情文学から叙事文学への過渡的形態を示す作品である。
王朝の男の理想像「昔男」の人生を、「初冠」(成人式)から臨終まで、秀逸な和歌とともに語る短編連作歌物語集の傑作。美男で心優しく情熱的な昔男には、高貴な女性も市井の女も、老いも若きも心を奪われないではいられない…。王朝の人間模様を生き生きとつづり、後世の日本文化に大きな影響を与えた作品。現代語訳・原文・注釈・コラムなどによって、哀切な純愛から年をとった男のいささか滑稽な姿までを縦横に楽しめます。

『蜻蛉日記』

蜻蛉日記 (岩波文庫)
美貌と歌才を謳われ,権勢家の妻となった女の半生記.結婚生活の苦しみや悩みの吐露から,次第に内省を深め,やがて人生を静かに客観的に見つめるようになっていく.引歌による多層的な表現や物語的な手法の発展など,『源氏物語』の先駆をなす,平安日記文学の代表作.通読しやすいように本文を整序し,注を付した.
蜻蛉日記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

『枕草子』

源氏物語が王朝の夢幻であるとすれば、枕草子はその実相であるといえよう。中宮定子をめぐる後宮世界に注がれる清少納言の目はいつも鋭くさえ、華やかな公卿文化を非情に捉える。流麗な現代語訳付。
Amazon.co.jp: 枕草子 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス): 角川書店: 本

『源氏物語』

Amazon.co.jp: 源氏物語 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス): 角川書店: 本
源氏物語の全体が分かる楽しい1冊。わずらわしい文法などの障壁を取り払い、こなれた現代語訳によって、古文の力がなくても十分古典の面白さが分かる。原文も現代語訳も総ルビ付き。ビジュアル面も豊富。

『紫式部日記』

Amazon.co.jp: 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス 日本の古典): 紫式部, 山本 淳子: 本
Amazon.co.jp: 紫式部日記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫): 紫式部, 山本 淳子: 本

『更級日記』

Amazon.co.jp: 更級日記—現代語訳付き (角川ソフィア文庫): 原岡 文子: 本
作者13歳から40年に及ぶ日記。東国に育った作者が京へ上り、憧れの物語に読みふけった少女時代、晩い結婚、夫との死別、その後の侘しい生活と、ついに憧れを手にすることのなかった一生の回想録。
https://matome.naver.jp/odai/2135489087621573401
2012年12月10日