信頼残高とは?
●銀行で預金すると残高が増えるように、人間関係においても相手に貢献することによって「信頼」という残高を増やすことができます。
●普通、開設できる銀行口座の数は限られていますが、信頼残高の口座は、自分が出会う全ての人との間に、ネガティブであれポジティブであれ開くことができます。
●銀行口座と違い、いったん誰かに口座を開いたら、閉めることはできません。信頼も恨みも口座に残ります。
●信頼残高の口座では入金しても蒸発することがあります。大切な人間関係を保つには、少しずつでも預金し続けなければなりません。
●信頼残高を増やすには、毎日の積み重ね以外にありません。
●約束を守る、期待に応える、親切にする、誠実に対応する、といった地道な努力を続ける必要があります。
”信頼残高”を減らしてしまう7つの悪習慣
第一の悪習慣:人のせいにする
●自分の問題を会社や上司、親や友人、国、政治のせいにしてしまう。
●自分はいつも犠牲者で、自分のことに責任など持てない。
●誰かに怒鳴られたら怒鳴り返す。
●やりたいようにやる。
結果を他人のせいにせず、主体性を発揮して生きることが大切です。
第二の悪習慣:目的を持たないで始める
●計画を立てないし、目標も持っていない。
●今さえ楽しければそれでいい。
●先のことは分からないし、考えても仕方ない
他人に、だらしない、計画性のない人間と判断されてしまいます。何事も目的や目標を持つことが重要です。
第三の悪習慣:一番大切なことを後回しにする
●いつもダラダラしている。
●家に帰ればまずテレビを見るかネットサーフィンをして、それから何をするかを考える。
●面倒なことは常に後回し。
●大切なことに取りかかるのはいつも直前になってしまう。
優先順位をつけて、重要事項を優先すれば生産性も上がり、周りからの評価も上がります。
第四の悪習慣:勝ち負けという考え方
●人生は競争だと思っている。
●他人に負けるなんて許せない。
●負けるぐらいなら、先に負かす。
●負けそうになったら、一緒に引きずり下ろす。
勝ち負けよりも内容を重視することが重要です。その時は勝ったと思っていても中身が伴わなければいつかボロが出てしまいます。
第五の悪習慣:まず自分が話し、それから聞くふりをする
●言いたいことは言わなければ損だと考える。
●必ず先に主張する。
●人の話は面倒だからあまり聞かない。
●上司の話は聞いたふりだけしてすぐに忘れてしまう。
●自分にとっていい話なら真面目に聞く。
アウトプットよりもまずはインプットする。それがどんなに自分と違った考えであっても”聞く”ことに重要性があります。
第六の悪習慣:頼れるのは自分だけ
●しょせん自分は人とは違うのだから、うまくやれるはずがない。
●妥協するくらいなら、一人でやった方がましだと思っている。
●自分の世界に行きたいし、出来るだけ周りとは関わり合いたくない。
他人を信用することで生まれる結束感と信頼はビジネスの上で重要なポイントとなります。人は一人では何もできません。誰かと関わって生きていく上で重要なスキルです。
第七の悪習慣:自分をすり減らす
●忙しすぎて、体を鍛えたり、勉強したりする時間がない。
●そもそも、勉強も運動も面倒くさい。
どんなに忙しくても必ずどこかに隙間時間はあるはずです。これらの7つの悪習感をなくすことで生産性もあがり、より有意義に使える時間も増えるはずです。
7つの悪習慣から脱出する方法
常に、本当にそうだろうか、と自問する
人は、物事の見方・考え方・観点・判断基準が、見るもの全てに最初からフィルターがかかり、それが真実だと思い込む習性があります。自分は勉強ができないから○○なんてできなんだという考え方が自分の可能性を潰しているのです。常に”本当にそうだろうか”と自問することで、自分を客観視し、そこに意外気付きが生まれるのです。
おわりに
成功者の共通点
成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということです。必ずしも好きでやっているわけではない。自らの嫌だという感情を、その目的意識の強さに服従させています。