笑顔がステキな人が病気をしない3つの理由

ぐのっち
”笑い”による効能をまとめた。

ᕦ(`o´)ᕤ 笑って健康に!自然治癒力を高める笑いの科学

患者の85%までは体内の自然治癒力で病気を治すことができるのに、勝手に自力では治らないと決め込んでいる。それが一番よくない
『笑いの世紀』

カリフォルニア医科大学ロサンジェルス校ノーマン・カズンズ客員教授の弁

今回は笑いと健康について考えてみたいと思います。
笑いの効能

ᕦ(`o´)ᕤ『笑いの効能』その1.免疫機能が改善する

唾液のなかには風邪を予防する免疫物質があり、笑うとこの物質が増加する。
『もっと笑うためのユーモア学入門』

免疫系の正常化
笑いは短時間に免疫系を正常化させる効果が判明(大阪ミナミの吉本興業、なんばグランド花月での実験)

出典:『笑いの世紀』
伊丹仁朗医師(倉敷市・柴田病院)らの実験

ガン細胞と闘う免疫細胞のひとつ、ナチュラル・キラー細胞の活性(NK活性)を調べたところ、大笑いをした後がはるかにアップした
『笑いの世紀』

日本心身医学界での発表

笑いが免疫能を活性化する結果を得て、笑いや楽しみが病気の治癒や長寿などに作用することは間違いない
『笑いの世紀』

京都のパストゥール研究所 岸田綱太郎所長

ウイルス感染を防ぐ
30分間のおもしろいビデオと、講義のビデオ(たぶん退屈)を見た前後でそれぞれ唾液中の免疫グロブリンA(ウイルス感染を防ぐ働きがある)の値を測定した結果、おもしろいビデオを見た後には見る前に比べてその値が高くなったという。一方、講義のビデオを見た後にはそのような変化は見られなかった(Dillon,Minchoff & Baker 1985)。

出典:『笑いを科学する ユーモア・サイエンスへの招待』

笑う顔を無理につくるだけでよい。こうすれば脳はだまされて免疫能力を増大させる
『笑いを科学する ユーモア・サイエンスへの招待』

ᕦ(`o´)ᕤ『笑いの効能』その2.ストレス解消

鬱な気分でふさぎこんでいると、病気でもないのに病気であるかのような錯覚が生じてくる。
『もっと笑うためのユーモア学入門』

リラックス効果
ひとが爆笑している姿を思い浮かべていただきたい。一部をのぞいて前進の筋肉が弛緩しきっている。つまり、たいへんにリラックスしているわけだ。これははなはだ重要である。

出典:『もっと笑うためのユーモア学入門』

ストレスの減少
1時間のおもしろいビデオを見る前から見終わった後30分後まで、血管に管を入れて10分おきに血液を調べたところ、ストレスによって増加するホルモンの値が、静かに座っていた場合と比べると低下していったことが報告されている(Berk et al., 1989)

出典:『笑いを科学する ユーモア・サイエンスへの招待』

笑うと(気分が鬱になったり、カラダがけだるくなる原因物質の)コルチゾールがグンと減少する一方、α波という精神の鎮静状態をしめす脳はが増加する
『もっと笑うためのユーモア学入門』

コーピングユーモア
医療の場でコーピングユーモアの重要性が指摘されている。コーピング(coping)とは対応、対処という意味で、ストレスフルな状況において笑ったり、おもしろみを見つけだすなど、笑いやおかしさに関わる対処の仕方で切り抜けることを指す。

出典:『笑いを科学する ユーモア・サイエンスへの招待』

ᕦ(`o´)ᕤ『笑いの効能』その3.さらに…鎮痛効果など

脳細胞のなかには、エンドルフィンという強力な鎮痛効果をもつ物質があって、脳内麻薬とか快楽物質とかよばれているが、笑うとこれが急激に増加する
『もっと笑うためのユーモア学入門』

アレルギー反応が激弱
チャップリンの有名な映画『モダン・タイムス』を、アトピーの方が観て笑うと、アレルギー反応が激弱する

出典:『笑いを科学する ユーモア・サイエンスへの招待』

リウマチ患者の炎症を悪化させる血液中の物質が、笑うと顕著に減少する
『もっと笑うためのユーモア学入門』

日本医科大学 吉野慎一教授 1995年

赤ちゃんに笑いの効果アリ
お母さんが笑いながら授乳すると、赤ちゃんのダニに対するアレルギー反応が、優位に激弱した(Kimata 2004b)。

出典:『笑いを科学する ユーモア・サイエンスへの招待』

生後まもなくの微笑から、「情動の共有」をして浮かべる微笑や真似の笑顔まで、子どもの笑顔は変化し発達をとげる。
『笑いのコスモロジー』

その笑顔は、子どもが快感や不快感に敏感であり、愛情の交換を直感的に望んでいるから起きることである
『笑いのコスモロジー』

ᕦ(`o´)ᕤ笑いの力とは

以上のような笑いの効用はどれも、おなじ効果を薬や注射であげようとすれば、時間を非常に長くかかったり、副作用が出たりするほどのものだということである。笑いはそれほどの働きを、アッという間に、しかもなんら副作用なしにやってのける。
『もっと笑うためのユーモア学入門』

笑いのすごさ
柏木哲夫という先生、この方はホスピスをやってられて、ほとんど末期の患者さんを扱っておられるお医者さんなんです。

そこの病院では「本日のユーモア」という時間があるんです。一日の中で面白い体験をしたことがあったら話して、みんなでその話を聞いて、わっと笑って、終わるんだそうです。

出典:『笑いの力』河合隼雄

死にゆく人にずっとついている人たちが、そういう笑いというものの中で生きているという、笑いのすごさというものを、思いました。
『笑いの力』河合隼雄

笑いはまさに、自然がわれわれにあたえた驚異の良薬だと言って良い
出典:『もっと笑うためのユーモア学入門』

参考文献

笑いの世紀
笑いを科学する―ユーモア・サイエンスへの招待
笑いの力
もっと笑うためのユーモア学入門
笑いのコスモロジー (人文学研究叢書 (15))
https://matome.naver.jp/odai/2135475377605720201
2012年12月07日