2010年に宮崎県で口蹄疫が発生した際、移動が禁止されていた県の種牛を避難させたのは家畜伝染病予防法に違反するとして
東国原英夫前知事を告発 宮崎県の口蹄疫対応で — スポニチ Sponichi Annex 社会
宮崎や鹿児島など14都道県の農家と獣医師計43人が26日、東国原英夫前知事ら当時の県幹部3人について、宮崎地検に告発状を提出した
東国原英夫前知事を告発 宮崎県の口蹄疫対応で — スポニチ Sponichi Annex 社会
●口蹄疫とは?
口蹄疫ウイルスによる感染症
口蹄疫 – Wikipedia
高い伝播性、罹患した動物の生産性の低下、幼獣での高い致死率という特徴を持つ
口蹄疫 – Wikipedia
他の家畜への感染拡大を防ぐため、罹患した患畜は発見され次第殺処分される
口蹄疫 – Wikipedia
地域・国単位で家畜の移動制限がかけられる
口蹄疫 – Wikipedia
経済的被害が甚大なものとなるため、畜産関係者から非常に恐れられている病気
口蹄疫 – Wikipedia
人間に感染することはごく希で、口蹄疫に感染した家畜の肉を食べて感染することはない
2010年に起きた宮崎の口蹄疫騒動はそれからどうなったのか : Timesteps
●2010年に宮崎県で起こった「口蹄疫」
和牛三頭に口蹄疫の疑いがあると判断され、その旨を4月20日宮崎県が公表しました
2010年に起きた宮崎の口蹄疫騒動はそれからどうなったのか : Timesteps
農林水産省は赤松広隆農林水産大臣を本部長とする口蹄疫防疫対策本部を設置
2010年に起きた宮崎の口蹄疫騒動はそれからどうなったのか : Timesteps
東国原知事は5月18日の定例記者会見で、「非常事態宣言」を行い、県民に感染拡大防止やまん延防止などへの協力を呼びかけた
宮崎・東国原知事、口蹄疫で非常事態宣言 | 日テレNEWS24
(最終的に)殺処分された家畜は28万8649頭
2010年に起きた宮崎の口蹄疫騒動はそれからどうなったのか : Timesteps
川南、都農、高鍋、新富、木城の県東部5町では、すべての牛と豚がいなくなった
2010年に起きた宮崎の口蹄疫騒動はそれからどうなったのか : Timesteps
今回の告発で問題とされた点
■種雄牛6頭を避難させた
宮崎県は種雄牛6頭を、約60キロ離れた仮設牛舎に避難させた
口蹄疫問題 – 一般社団法人 共同通信社 ニュース特集
県は「宮崎牛ブランドを維持するための例外措置」としている
口蹄疫問題 – 一般社団法人 共同通信社 ニュース特集
感染した牛が発見された農家から半径10キロは移動制限区域になっていた
「宮崎牛」ブランドとして生まれる肉用牛の子牛のほとんどは、6頭の精液を使った人工授精で生まれている
口蹄疫問題 – 一般社団法人 共同通信社 ニュース特集
■しかしこの6頭のうち1頭が発症し、その後の対応
避難させていた種牛6頭のうち1頭が、遺伝子検査で感染疑いと確認された
避難の種牛1頭口蹄疫の疑い 宮崎、残る5頭は経過観察 – 47NEWS(よんななニュース)
県はこの1頭を殺処分するが、ほかの5頭は農林水産省と協議の上、経過観察とした
避難の種牛1頭口蹄疫の疑い 宮崎、残る5頭は経過観察 – 47NEWS(よんななニュース)
国に対し「感染牛と他の牛との間には牛房が1つ離れていたから同一の農場ではない」と説明した
宮崎の農家が東国原前知事らを地検に告発 終わらない「口蹄疫」の苦悩と被害拡大の真相|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
告発状の内容
「移動制限に関しては、(本来)いかなる例外規定も存在しない。このような特例措置は、口蹄疫を他の地域に伝播させるきわめて危険な行為であり、県の種雄牛に限定している点で民間との比較で著しく不公平な措置である」
宮崎の農家が東国原前知事らを地検に告発 終わらない「口蹄疫」の苦悩と被害拡大の真相|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
告発状は、宮崎県がとったこれらの一連の特例措置は「法を空洞化させる行為である」と批判
宮崎の農家が東国原前知事らを地検に告発 終わらない「口蹄疫」の苦悩と被害拡大の真相|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
なぜ今になっての告発なのか?
これまでも、口蹄疫への対応に関する質問状を宮崎県に提出していた
宮崎の農家が東国原前知事らを地検に告発 終わらない「口蹄疫」の苦悩と被害拡大の真相|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
弁明に終始しているとしか思えない県の姿勢に疑問を感じ、今回の告発に至った
宮崎の農家が東国原前知事らを地検に告発 終わらない「口蹄疫」の苦悩と被害拡大の真相|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
再発防止のために告発に出たことを明らかにしている
宮崎の農家が東国原前知事らを地検に告発 終わらない「口蹄疫」の苦悩と被害拡大の真相|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
告発した人のコメント
酪農家染川良昭さん(59)は「県も農家も法を守るべきだ。同じことが起きないよう責任を取ってほしい」と話した
東国原英夫前知事を告発 宮崎県の口蹄疫対応で — スポニチ Sponichi Annex 社会
染川さんは飼育していた牛約85頭を殺処分した
宮崎県の担当者のコメント
「復興のために必要との思いで判断したことで、間違っていたとは思わない。告発は今後の経緯を見守る」と話している
東国原英夫前知事を告発 宮崎県の口蹄疫対応で — スポニチ Sponichi Annex 社会
県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長