北の湖理事長、日馬に失格の烙印「横綱の成績ではない」

sinsenngumi
スポニチアネックス 11月26日(月)7時37分配信拡大写真白鵬(右)に敗れ肩を落とす日馬富士 ◇大相撲九州場所千秋楽 (2012年11月25日 福岡国際センター)昇進場所で終盤に5連敗し、9勝6敗と成績を残せなかった新横綱・日馬富士に対する周囲の反応は厳しい。

自身の現役時代は横綱として途中休場と全休を除いた51場所で1桁勝利がたった2度だっただけに「最低でも2桁は横綱の責任。常に優勝争いに絡んでいく気持ちでやらないといけない」と“綱の重み”を説いた。

さらに、横綱審議委員会(横審)の重鎮、沢村田之助委員(歌舞伎俳優)は「綱の重みを思い知らされたと思う。期待が大きいので横綱は大変ですよ。9勝6敗という成績は残念ですが、まだまだこれからですね」と手厳しい。

日馬富士は2場所全勝優勝と文句なしの成績で昇進したが、その前の今年夏場所は7勝7敗だった千秋楽でようやく勝ち越しと安定感に欠けていたのも事実。26日の横審の定例会合でも、各委員からやり玉に挙げられる可能性は高い。

日馬富士11日目から4連敗…北の湖理事長からも苦言

大相撲九州場所14日目 (11月24日 福岡国際センター)

稀勢の里に寄り切られた日馬富士
Photo By スポニチ
日馬富士は稀勢の里に寄り切られ、11日目から4連敗で5敗目を喫した。
支度部屋では「何をやってもダメ」と苦笑い。横綱の4連敗は09年九州の朝青龍以来。

千秋楽も敗れて5連敗となると99年秋の3代目・若乃花以来となり、新横綱場所での2桁未満なら87年九州で8勝だった大乃国以来25年ぶり。北の湖理事長は「4連敗はやってはいけない」と厳しく、千秋楽も星を落とせば、来場所の成績によっては進退問題となる可能性は十分にある。

新大関 日馬富士 誕生 – 財団法人日本相撲協会
https://matome.naver.jp/odai/2135391358812698701
2012年11月26日