まずは、「BECK」
どんどん成長していく主人公に、そしてひたむきな音楽への想いに夢中になっていく漫画です。
ライブのシーンでは、臨場感の書き方の上手さに鳥肌がたってしまいます。音が聞こえてきそうな漫画です。フジロックに無性に行きたくなりますね。
悪魔に魂を売っても弾きたい、「俺と悪魔のブルース」
平凡な黒人の男が、ひょんな事からギターの悪魔にそそのかされるお話です。
実在した天才ギタリストをモデルに、1930年代当時の時代背景も色濃く反映された作品になっています。骨太な絵に、どこか不穏な登場人物達。黒人差別と音楽が与えてくれる自由。
タイトル通り、ブルースギターに浸りたい気持ちになりますね。
とにかくあがく若き日々、「日々ロック」
バンドはカッコいいもの?そんな既成概念を打ち消してくれる漫画です。
ほとんどのバンドマンは、センスもなければテクもないというのが世の中の本音のところですので、かなり共感が出来ます。別に、かっこ悪くても良いじゃないか、とにかくあがいて進もう。
勇気づけられる作品ですね。
クラウザー様に全てを捧げたい、「デトロイト・メタル・シティ」
ギターがどうとか、細かい事は言いません。とにかく、クラウザー様に酔いしれて下さい。
何もギターは弾くだけではありませんよ。「SATHUGAI」だって出来るのです。
きっかけはともかく、夢中になる姿が美しい「Eから弾きな。」
ようやく見つけた仕事を無くさないように、社長令嬢(イメージとは程遠いが・・)の命令でバンドを始める主人公。ただ、彼はバンド活動にどんどんのめりこんでいき。。
バンドを始めたのも27歳と遅く、音楽的素養は主人公には全くないですが、だからこそ共感出来る部分が沢山ある漫画です。練習や地味な活動の部分も書き込まれていて、実体験に基づく部分も沢山あるんだろうと深読みしてしまいました。
上手くいくところも、上手くいかない所も人間臭くてオススメです。
作者はバンドをやっていたであろう作品、「ウッドストック」
バンドをやっていたであろうディテイル感のある作品です。マニアックな名前が出てきたりと、マニア心をかなりくすぐります。そして、ライブハウスのチョイスも心憎い。
バンドマンには、一度読んでもらう事をお勧めします。
ただギターが弾きたい!あの気持ち、「Desperado」
ギターを弾き始めた時の気持ちを思い出させてくれる漫画です。初心者用に解説が入っていたりして、「そうそう!こんなのあったわ」とギターがとにかく弾きたかった初期衝動を感じさせてくれる作品となってます。