吉田修一とは?
1968年長崎県生まれ。97年に『最後の息子』で文学界新人賞を受賞し、デビュー。2002年には『パレード』で第15回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。『パレード』は後に行定勲監督により映画化された。07年朝日新聞に連載していた『悪人』で第61回毎日出版文化賞と、第34回大佛次郎賞を受賞する。その他主な著書に『さよなら渓谷』、『横道世之介』などがある。また作品は英語、仏語、中国語、韓国語にも翻訳。世界で注目される日本人作家でもある
過去の映像化作品
「パレード」 ~上辺だけの付き合い、それくらいが丁度いい~
なんというか。とても恐ろしいものを見た気になりました。人の…いちばん怖い部分を表現している感じがします。思わず自分の周囲を見回してしまうような。
都会で暮らす若者の心に潜む闇の部分が、とても上手く表現されていた。
「7月24日通りのクリスマス」 ~その日わたしは、リスボンの7月24日通り(実は長崎西通り)で彼に出会った~
久々にクリスマスを意識しました。 恋愛ニートな私も恋がしたくなりました。
年末のバタバタしたときに見ると
少し幸せな気分になれるかもね。
「悪人」 ~ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の“悪人”なのか?~
社会から見捨てられようとする人たちへのまなざしが嫌に痛い。
人の心に潜む寂しさ、欲望、ダークな部分が垣間見れ、本当に悪いのはなのか、悪とはなんなのか、そんなことをちょっと考えさせられた
「横道世之介」 ~思い出の片隅の真ん中で彼はいつも笑っている~
高良健吾、吉高由里子が出演。
ガンジーが武装蜂起@armed_gandhi
阿曽山大噴火@asozan_daifunka
これからの映画化作品
公開前作品なので、本の感想、映画への期待を載せます
「さよなら渓谷」 ~どこまでも不幸になるためだけに、私たちは一緒にいなくちゃいけない~
真木よう子の主演が決定。
バニー菊之助@bunnytown121
山本修@osamu311
なぜ吉田修一作品は映画化されるのか
①日常を切り取るのがウマい!
「パレード」や「横道世之介」に描かれる若者の日常は、どこかのノーベル賞候補とは異なり、過度にオシャレを気取っていなくて、誰もが共感できる。
平易な言葉で愛おしく何気ない日常を描く技術力の高さに脱帽!
②誰もが持っている人間の「汚さ」を描く。
誰もが日々抱く「怒り」や「妬み」や「欲望」、そこから巻き起こる悲劇へのプロセスは
決して他人事とは思えない。
新作「怒り」が読売新聞にて連載中

https://matome.naver.jp/odai/2135108535380913601/2135109078581955103
大根仁@hitoshione