ツタイミカ氏デザインのマンガ皿、パクリ商品が東急ハンズで販売される騒動から。

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デザイナーのツタイミカ氏がデザインし、世界の名だたるblogで紹介されたマンガ皿。そのプロダクトと名前も、見た目もそっくりなプロダクトが東急ハンズにて販売されました。そのコンセプトはオリジナルと似て異なる物、何が違うのか、追求すべきはどこか、問題提起も含めてここにまとめます。

はじめに

デザイナーのツタイミカ氏がデザインし、世界の名だたるblogで紹介されたマンガ皿。2011/03に京都工芸繊維大学卒業制作展で発表され、その後、2012年にNOSIGNER氏によってComical “コミカル”というプロダクトブランドにて商品化された。
そのプロダクトと名前も、見た目もそっくりなプロダクトが東急ハンズにて販売されました。しかし、そのコンセプトやクオリティはオリジナルと似て異なる物、問題提起も含めてここにまとめます。

ツタイミカ:http://mika-tsutai.cdx.jp/
Comicalu:http://www.comicalu.com/
Nosigner:http://nosigner.com/ja

2012.10.19
現在、東急ハンズ新宿店さんのtwitterアカウントから販売停止と販売先への事実確認をしていることが分かりました。追って、修正をしていきます。
東急ハンズ新宿店:http://twitter.com/Hands_Shinjuku

ことのはじまり

“迫力のある食事”というコンセプトのもと、東急ハンズ新宿店から発表される東急ハンズの”マンガ皿”。

https://matome.naver.jp/odai/2135059039225297501/2135059401225403003
上記リンクより
”迫力のある食事”イメージ

https://matome.naver.jp/odai/2135059039225297501/2135059401225403203
上記リンクより

デザイナー、プロデューサーの発見

オリジナルのマンガ皿/ツタイミカ

『バーン』ではなく『ジャーン』
『ゴゴゴ』ではなく『ズズ』
焼き魚が乗るとこうなる。
マンガ皿が集まったときはマンガの一コマのように。
同上。

京都工芸繊維大学時代の指導教官、岡田栄造氏による作品解説

東急ハンズのマンガ皿が『迫力のある食事』というコンセプトに対し、ツタイミカ氏のマンガ皿は食事と皿の関係/マンガ文化と食文化/利用者と食事のコミュニケーションを触発するプロダクトであることが分かります。

NOSIGNER氏による追求

追求すべきはどこか

osaann@osaann

「マンガ皿」の盗作疑惑について、驚くほどみんな東急ハンズ @Hands_Shinjuku を責めてるけど、ハンズは所詮小売りであって悪意をもって盗んで、卸した人間が別にいるんだよね。(自社製ならやはり責められるべきだけど)

osaann@osaann

商標検索してみると、ちゃんとオリジナルのデザイナーが登録しているようで、ちょっと安心。
しかしアイデアは法的に保護され得るんだろうか。形状や柄はある種の汎用性の内側にあるわけで、どこまで亜種を「盗作」として認めさせられるんだろか。

osaann@osaann

願わくば、法的な争いではなく人としての良心で、盗人はちゃんと謝罪し、製造・販売を中止して解決に至ってほしい。。

Yoriek@yoriel

マンガ皿のコピーの件、ハンズけしからん!と盛り上がってるけど、それがMOMAストアだったらショックだけどハンズは別にデザインコンシャスなセレクトショップってわけじゃないし、マンガ皿のアイデアパクられた方はめちゃくちゃ悔しいだろけどハンズを責めるのはなんか違う気がする。

Yoriek@yoriel

それを言うなら誰かが出した面白いものにそっくりなものがいろんなとこから瞬く間に出てくるのは今に始まった話じゃないし、売り手は元祖のものしか扱わないなんて約束してないし、むしろそれでは消費者が困るし、ハンズに非はないんじゃないかと。

Yoriek@yoriel

力のある大きな企業にパクリ物を紹介されることによって元祖が受ける損害への危機感はすごくよく分かるけども。でもデザイナーさんたちがこぞってハンズを批判してるのはなんか…残念… 批判するなら作ったメーカーじゃないのかと。

Yoriek@yoriel

ハンズのスタッフが知らずにパクリ物をオリジナルのように紹介してオリジナル側は確かに顔に泥塗られただろうけど、だからといってある程度名の知れたデザイナーがハンズを批判するのもまた相手の顔に泥塗る行為に思えるし、前者はうっかりで後者は意図的なことを踏まえると…うーん…

Yoriek@yoriel

「元祖はこっち」ってのは広めたいからさっきはRTしたけど。プロとして活動しててTwitterで名前も公開してる人たちがこぞって当然のようにハンズを責めてる様はなんか悲しい。

おわりに

国内においてプロダクトデザインの著作権はない。ただし、意匠法に従い意匠登録することによって保護される。今回のケースにおいて、法的に争う場合ではブランドComicalu並びにデザイナーであるツタイミカ氏が意匠登録しているのかどうかが重要ではないかと考えられる。なお、Nosigner氏が取引先である東急ハンズ『担当者に確認をしている。』とのことで、今回はオトナの対応が予測される。余程の対応がない限り、収束するだろうがどう収めていくのか#mangazaraハッシュタグを追っていきたい。
こうした事件は情報が簡単に広まりコピーもサンプリングも出来るような時代の今、増えていくのではないだろうか。デザイナー、プロダクトを守るためにもデザインを取り巻く法整備について考える必要がある。一方で、オープンデザインのようにn次創作を前提としたプロダクトをつくるような動きも見られる。こうした時代にデザイナー、プロダクト、そしてユーザーが楽しく利用出来る仕組みを考える必要があると今回のケースで強く感じる。

https://matome.naver.jp/odai/2135059039225297501
2012年10月19日