iPhoneとAndroidの開発段階からのコンセプトの違い

zaku弐
iPhone5の予約が開始されて話題を呼んでいますが、スマホには大きく分けて二つあります。iPhoneとAndroidの二つです。いまや誰しも当たり前に使っているスマホですがiPhoneとAndroidの根本的違い、知っているでしょうか?

操作のサクサク感はiPhoneが一枚上手!?

「数字だけを比べたならAndroidの方が処理速度は速いはずなのに、iPhoneの方がサクサク動くように感じる」「同じぐらいのはずなのにiPhoneはバッテリーがAndroidより断然長持ちする」とAndroidとiPhone二台持ちの知人が言っていました。
実際こんなことが起こりえるのでしょうか?起こるならば何故なのか?


https://matome.naver.jp/odai/2134752111420553401/2134753544522416503
http://www.youtube.com/watch?v=ynBpKpjq5Oo

同じアプリでもiPhone版とAndroid版はまったくの別物

人気のアプリなどはiPhone版Android版と両OSのバージョンが用意されていることがよくあります。そのようなアプリをまったく同じスペックのiPhoneとAndroidで動かすとき、どちらがサクサク動くでしょうか?
答えは、ほとんどの場合でiPhoneの方がサクサク動きます。
この実行速度の差異の原因は、同じアプリでもiPhoneとAndroidでは、アプリが書かれているプログラミング言語が違うためです。iPhoneはObjective-CというC言語を拡張した言語で書かれています。一方のAndroidはJavaという言語で書かれています。

Objective-CはJavaより優秀!?

ここで重要なのが言語の実行速度です。iPhoneアプリのObjective-CはAndroidアプリのJavaよりも実行速度が速いのです。これがダイレクトに操作のサクサク感の違いを生んでしまっています。
また、スマホなどの携帯電子機器の弱点はなんと言ってもバッテリーです。CPUを使い過ぎるとあっという間に電力を消費してしまいまうのがスマホのネックですが、そこでも言語の差がiPhoneに味方します。Objective-Cの方がJavaよりもCPUに負担をかけないためにバッテリーが長持ちするのです。
上記の二点から、スマホにはiPhoneアプリが使用するObjective-Cのほうがスペックだけを求めるならば最適と言えるでしょう。


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つまりiPhoneの方が優れているということなのか?

サクサク動くしバッテリーも長持ちする。だからiPhoneの方が優れていると決めつけてしまうのは、いささか早計です。iPhoneがAndroidにない魅力があるように、AndroidにもiPhoneにない魅力がたっぷりです。


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Androidはすべてを受け入れ、何者にも縛られない

まずAndroidというOSはiPhoneのようにプロセッサのアーキテクチャには縛られません。Androidには数多くの魅力的な機種が用意されています。お財布携帯、ワンセグ、防水など様々な機能を持った機種から選択する自由がAndroidにはあるのです。

また先ほどは良いとこなしだったAndroidアプリの開発言語であるJavaにも、iPhoneのObjective-Cにはない魅力があるのです。Objective-Cという言語はiPhoneアプリぐらいでしか使わないマイナー言語ですが、それと引き替えJavaは最も人気がある言語と言っていいでしょう。これはつまりアプリの開発者が多いということに直結します。アプリの充実という点ではJavaに軍配が下ります。

そして一番の魅力は、幅広くを受け入れるAndroidだからなしえるカスタマイズ性の高さと言っていいでしょう。キーボードやホーム画面のカスタマイズなど、ありとあらゆることが自分好みにカスタマイズできる圧倒的自由度はiPhoneにはマネができないポイントです。

Androidの魅力はまだまだあります。しかし、もうAndroidの魅力は十分理解してもらえたと思います。アップルの徹底的な管理下のiPhoneには無い自由が、そうAndroidにはあるのです。


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コンセプトの違い 長所と短所

iPhoneはアップルの管理下で統制される良さ、Androidは制約が無い自由の良さを追い求めていると言っていいでしょう。

管理下に置かれ統制される良さとは、何があるでしょう?
まず、自由度が低いと選ぶことはできませんが迷うこともありません。選びたい人には堅苦しく感じるかもしれませんが、機械は得意じゃ無いから何を使えば良いのかよく分からないといった人には良いことかもしれません。
また、アップルの徹底した管理ではアプリなどの審査もAndroidと比べ厳しいです。しかし、そのためウィルスなどに感染するリスクはAndroidよりも格段に低いです。
その他にもOSのバージョンアップをしっかりと保証してくれています。古い型のiPhoneでも最新のOSを入れることができますが、Androidは機種により対応がまちまちだったりします。

Androidの自由の高さによる恩恵はアプリの開発言語がJavaでありアプリが豊富なことや、カスタマイズ性の高さなどから既に分かっていると思います。
iPhoneじゃ許されないこと、できないことができる。たくさんカスタマイズして自分だけのスマホにチューンアップできる拡張性の高さは、Androidの高い自由度だけで可能です。
しかし、自由を手に入れるために管理下に置かれないことを選ぶというのは危険などのリスクも当然ついてくることを忘れてはいけません。


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まだ持ってない人は結局どっちを選べばいい?

これを決めるのは非常に難しいです。正直個人個人の好みの問題です。
独断と偏見で言えば機械が苦手な人、カスタマイズをいっぱいしたいと思わない人は是非ともiPhoneがいいと想います。操作の仕方が簡単でとても分かりやすいからです。しかし、機械好きでカスタマイズいっぱいしたいと考えている人にだってiPhoneの高い性能は魅力です。デザインやバッテリーの持ち、操作感など基本スペックの高さはお墨付きですし、iPhoneだってAndroid程ではなくとも十分にカスタマイズできます。

考えすぎずハズレを引かない安牌としてiPhoneを選んだとしてもまったく問題はないでしょう。当たり外れありますがしっかりと熟考して個性のあるAndroidを選ぶのもいいでしょう。
最終的に決断を出すとき、人に言われて決めるよりは、やはり自分自身の好みで決めるのがいいと思います。

これはあくまでも私感ですが通販サイトで例えると
Androidは楽天、iPhoneはアマゾンといったイメージ。

また、ゲームハードで例えると
Androidは任天堂のDS、iPhoneはソニーのPSP。
…ゲームハードはいつの時代もスペックが低く、ソフトが多く出るハードのほうが人気でした。
ソフトが少ないが高性能なハードは、性能が高いのに関わらず売り上げでは負けています。
AndroidとiPhoneの関係とも少し似ているのかも!?

《選ぶ時に注意しておきたいこと》

決めるとき一度はショップに行き現物を触りましょう。通販などで一度も手に取ることなく決めるのは危険です。画面の指紋のつきやすさなど、手に取り扱わなければ分からないことは意外とたくさんあります。

また、最新機種は発売後すぐに買わずに少し待って使用者のレビューを参考にすると、不具合の多い地雷などと言われる機種に当たらずにすみます。

AndroidかiPhoneかで悩んでる人に決める前に見ていて欲しいのは、iPhoneの日本語変換の下手さです。文字入力アプリを変更できないのがアップルの管理による一番の弊害だと私個人は思っています。圧倒的にAndroidのほうが良くできており快適に文字変換できます。特にAndroidの文字入力アプリではATOKがとても優秀です。プリインストールされている機種も多くありますので是非とも買う前には日本語変換の能力を比べて見て下さい。


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2013年03月24日