ティエリー・アンリとは
ティエリ・ダニエル・アンリ(Thierry Daniel Henry, 1977年8月17日 – )は、フランス共和国エソンヌ県レ・ジュリス出身のサッカー選手。愛称は「ティティ」。
プレミアリーグ歴代最多となる4度の得点王受賞をはじめ、FWA(Football Writers’ Association、サッカーライター協会)の投票によるFWA年間最優秀選手賞を3度受賞、PFA年間最優秀選手賞を2度受賞、UEFAチーム・オブ・ザ・イヤーを同賞最多の5度受賞と数々の個人タイトルを獲得。
憧れの選手はデニス・ベルカンプとマルコ・ファン・バステン。
最も好きな都市はニューヨーク。
彼の趣味の一つはバスケットボールで、NBAの熱狂的なファンでもある。
好きな俳優はアメリカのケヴィン・スペイシー。
レ・ジュリス出身であるが、西インド諸島のグアドループ島とマルティニーク島をルーツに持つ。伯父が400mハードルのフランス王者であり、アスリートの系譜を受け継いでいる。
フランス人だが、ワインは飲めず、チーズも食べられない。
背番号は14番より12番の方が好きである(ファン・バステンの番号だから)。
端正なルックスで女性ファンも多い。
同じフランス出身のウィリアム・ギャラス、ダビド・トレゼゲ、ニコラ・アネルカとは大の親友。また、ギャラスとは生年月日が同じであるほか、共にクレールフォンテーヌ国立研究所で育った仲でもある。
ナイキ社と共同で行っている反人種差別キャンペーン「STAND UP SPEAK UP」の発起人の一人。
ナイキ社とは1999年から契約を交わしていたが、2006年ワールドカップ終了後に新たにリーボックと契約。
2008年、レキップ紙に掲載されたBVAによるフランス国民が選ぶNo.1スポーツ選手で44%の票を集めて第1位となった[10]。
自身の浮気が原因で2003年から4年間連れ添ったクレア夫人と離婚、慰謝料はサッカー選手最高額となる1,000万ポンド(約23億2,000万円)とも800万ポンドとも言われている[11][12]。
アンリの同時期のフランス代表のフォワードにはダビド・トレゼゲがおり、「この世界屈指の2トップが機能していれば・・・」と思うフランス国民及びサッカーファンは多い。比較的サイドに構え広いスペースから攻撃を展開するアンリと、エリア内で重厚に構えて勝負する典型的なセンターフォワードのトレゼゲは相性が良いものと常々思われてきたが、実際には全くと言っていいほど噛み合わず、能力を打ち消すようにトレゼゲは試合から消え、アンリは終始単調なプレーに終わることが多かった。そのため代表戦で2人はコンビを組む事が少なくなり、アンリの1トップがフランス代表には定着していた。ただアンリに関していえばこれはトレゼゲだけに限ったことではなく、2006年ドイツW杯までジダンとの関係についても相性の悪さが度々議論されてきていた。ジダンからのアシストでアンリがゴールを決めたケースは、2006年ドイツW杯大会での一度きりである。
ジダン引退後、フランス代表がツートップを採用した場合はニコラ・アネルカとコンビを組む機会が多く、アネルカとの相性が一番良いとも言われていた。
ゴールへのこだわりは人一倍であり、不本意な形でのゴールには喜びを見せないこともある。「なんだって決まればいい、っていう考えは好きじゃないんだ。」と語っている。
古巣のアーセナルFCは気になる存在であるらしく、恩師アーセン・ベンゲルのアーセナル就任13周年の試合前にアーセナルのホームスタジアムであるエミレーツ・スタジアムに足を運んだ。2010年のUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント準々決勝1stレグのアーセナル戦で途中出場し、古巣のサポーターから拍手で迎えられた。また2011年1月にも、MLSのオフ期間中、アーセナルの練習に参加すると発表された(あくまで練習に参加するだけで試合出場はしない)。2012年1月に2ヶ月間の期間限定ながらも復帰が決定した。
漫画の大ファンで、永井豪作品、聖闘士星矢、コブラ、キャプテンハーロック、またウルトラマン、スペクトラマン等のキャラクターに興味があり2011年の来日中に永井豪氏作品のキャラクターフィギュアを探しに中野ブロードウェイを訪れた。