50度洗いとは??
50度洗いとは、洗うことでしなびた野菜でも新鮮な状態に復活させるという話題の調理法です。
スチーミング調理技術研究会代表の平山一政さんが発見したこの方法は、言葉のとおり、50度前後のお湯で食材を洗うというもの。
元々は有名レストランで使用されていた方法なのですが、
テレビで紹介され家庭にも一気に話題になりました。
面倒じゃないの?手間をかけるだけの効果があるの?と半信半疑で試したら、笑ってしまうほど劇的な結果が・・・
ポイント
50度のお湯を用意する
用意したお湯に野菜を浸して洗う。
時間は1~2分程度が目安(野菜の種類によっていろいろ)
注意点
お湯の温度が44度以下になると雑菌が繁殖するためNG
お湯が熱い場合は、菜箸やゴム手袋を使用する
保存する場合は水気はしっかりと切る
メリット
お湯での洗浄は汚れが良く落ち衛生的で作業も楽に
従来廃棄してた部分も使える
殺菌温度にはまだ足りないが菌を減少させることができる
乾燥して失われた水分を吸収し鮮度が復活
保存期間が長持ちする
アクや生臭みが取れ、より美味しくなる
旨みの流出はほとんどなく、むしろ甘味が増す
料理の下ごしらえが楽になる
ワンポイントアドバイス!
野菜は1,2分
お肉、魚は2,3分程度。
*失敗しても大丈夫。50度のお湯を作り直せば何回でもやり直せますよ。
*50度洗いするタイミングは保存前、調理前などいつでも大丈夫。
予想以上に簡単!
50度のお湯を用意するのは初めてでしたが、沸騰したお湯と常温の水を同量ずつ混ぜると、ほぼ50度に。あれ、意外と簡単! おそるおそる手を入れてみると、少し熱めかなという感じ。
右:50℃洗いをした方
写真で違いが分かるはず
50度洗いで肉や魚を解凍する際ののポイント
肉を50度洗いで解凍する際のポイント
湯温が下がるので差し湯をすること
半解凍を目安にお湯から出す
ペーパータオルで水気をよく切る
魚を50度洗いで解凍する際のポイント
3%の塩を入れた50度のお湯に3~5分つける
そのあと氷水でしめて水気を拭き取る
つける時間を調節して中心部分を半解凍状態にすれば、生よりキレイに切れます
赤味の冷凍したステーキ洗ってみました。
冷凍のステーキ肉って、解凍したらドリップ(赤い汁)が流れ出すし半解凍で焼けば焼いたで同じようにドリップが出て臭い。
でも火を強くすれば表面が焦げるだけで中身は赤く、しかも食べたら独特の獣臭さ・・
弱くして焼くとこれまたドリップが出てなんとも汚い・・・
50度のお湯に漬けること2分弱・・。水の表面にはなにやらゴミみたいのが浮きお肉の表面はすこぉし白みを帯び・・。
きってみたら半解凍な感じ・・。これに塩コショウして、オリーブオイルとにんにく入れた
やや強火のフライパンにいれ表面がいい感じで焦げたら、中火に・・・
しばらくして見たら・・・
半解凍&中火なのに・・・・ドリップがでてなーーーい!
しかも、冷蔵庫で1ヶ月以上ほったらかしにしていたとは思えないふっくらさ・・・・
食べたら・・・
うまいのですよぉ(涙)
中は赤味のあるミディアムレア状態・・ほんのり柔らかく、しかもジュースィー・・
何より驚いたのは安い冷凍肉にもかかわらず、ミディアムレアにも係わらず・・・
臭みゼロ!!!!
一度試してはいかがでしょうか?