ユーロの下落がとどまるところを知りません。なぜこのようなことになっているのか、またこれからどうなるのか。専門家の意見を参照しつつ、まとめてみました。
““2000年11月以来の95円割れ””
ユーロ/ドルが主導の流れ。
なぜこんなことに?ギリシャの問題が再燃したの?
ギリシャが終わりつつあることは、市場では、残念ながらある程度織り込み済み。
““実は、今回の引き金となっているのは、「スペイン」””
原因①スペインの地方財政問題
バレンシア州が中央政府に支援を求める方針を明らかにした。
そしてもう一つの原因は。。。
原因②ユーロのゼロ金利政策
ドル/円における円高要因の一つと同じですね。
““今のところ円安要因もない””
流れはそう簡単には変わらなさそう。
チャートポイント(前回安値とか、数字のキリのいいポイント)で反発はあるかもしれないが。。。
““為替介入もしにくい””
EUにとって通貨安は有利(輸出業など)なので、合意を得ることは難しい。
去年は単独介入をして非難も浴びているし。。。
““2000年の時のチャートを見てみる””
※矢印のところが95円ライン。

https://matome.naver.jp/odai/2134303560672707301/2134305051473791403
前回は88.87で底打ち後に反転上昇でした。
そして現在はというと。。。

https://matome.naver.jp/odai/2134303560672707301/2134305051473792403
元気よく下落中。。。。
““前回最安値「88.87」がポイント””
ここでとどまれないとさらなる円高のおそれあり。
““今はまさに、国内の輸出産業空洞化を止めるのか、または新たな産業にシフトするのかの分岐点””
政府の対応を注視したいと思います。
以下はロイターの関連ニュースリンク。
[東京 23日 ロイター] ユーロの下落が止まらず、市場では95円割れの定着や、90円割れまで予想する声が出てきた。欧州債務問題が一向に収まる気配をみせないなか、欧州中央銀行(ECB)が中銀預金金利をゼロにしたことも手伝い、ユーロを買う材料が見当たらない。 唯一の救いは投機筋の売り持ちが膨らみ、これ以上持ち高を傾けにくいことだ。彼らの買い戻しでいったんは反発する可能性があるが、下支え効果は限られる
[ニューヨーク 23日 ロイター] 23日序盤のニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで2年ぶり、対円では約12年ぶり安値に下落。スペインが全面的な支援を要請せざるを得なくなるとの懸念が強まっている。 バレンシア州に続き、他の自治州もスペイン中央政府に支援を要請する可能性が伝えられるなか、同国債利回りはユーロ導入後の最高水準に上昇。これがユーロの重しとなり、ユーロ/ドルは、2010年6月以来の
https://matome.naver.jp/odai/2134303560672707301
2012年07月24日