[生活術]根拠があるって大事!「という研究結果」-仕事編-

ASAHAYA10
これがあれば、生き方が変わる!

職場の人間関係が良好な人は長生きする! という研究結果

人間関係が最悪の職場だったら、誰でも抜け出したいと思うでしょうが、それに追い打ちをかけるような新しい調査結果がありました。なんと、仕事仲間や職場の同僚と本当に良好な関係が築けていると、長生きできるというのです。

頻繁にメールチェックするのをやめると、ストレスが減って生産性も上がるという研究結果

カリフォルニア大学アーバイン校の最近の研究で、会社員を対象にどんなソフトを使っているときに心拍数が変化しているかをモニターしたものがあります。一体どんな結果が出たか分かりますか? 頻繁にメールをチェックする人は、かなりのストレスを受けていました。また、その習慣をやめると仕事により集中でき、生産性も上がり、ストレスが減るという結果が出たのです。

外国語で考えると良い決断ができるという研究結果

一日の中で決断しなければならないことはたくさんあります。そのうちのいくつかは、少なくともリスクのある決断です。高価なものを買うような悩ましいものもあれば、お昼ご飯はおにぎりとサンドウィッチのどちらにするかというようなものもあります。どちらにしても、これまでの経験から生じたバイアスがかかったままだと、リスクを追う決断をしやすくなります。『心理科学』という雑誌に載っていた最近の新しい研究によると、リスクが少ない決断をするには違う言語で考えるといいのだそうです。

ストレス下で意思決定を行うとネガティブな側面を無視しがちであるとの研究結果

人はストレス状況下で困難な意思決定を行うとき、自分が採ろうとしている選択の良い面ばかりに注目して、悪い面を無視する傾向にあります。たとえば、転職しようか迷っていてストレス下で意思決定をしようとすると、新しい会社への通勤の不便さを無視して給料の高さばかりにフォーカスしてしまうのです。

この研究結果は、日頃の意思決定に活かすことができます。その教訓とは「もっと深いレベルで選択肢を比較検討せよ」ということ。たとえば、新しく就こうとしている仕事では報酬が高くなっても、通勤時間が長くなり、時間もガソリン代も余計にかかる場合、その分を報酬から引いて比較検討しましょう。

くれぐれも、ネガティブな側面を決して過小評価せず、比較検討を行うようにしてください。自分がストレス状況下にいることをよく認識して、客観的な目で比較検討すれば、適正な意思決定を行うことができるはずです。

「ヒトの脳はネガティブなことに反応しやすい」という研究結果

あと一歩のところで電車に乗り遅れた、コンビニで欲しい雑誌が売り切れてた…などなど、よくよく考えてみるとたいした出来事ではないのに、「なんてツイてないんだ!」と感じることはありませんか? それは、アナタの脳がポジティブなことよりも、ネガティブなことに反応しやすいからかもしれません。

米心理学誌「Psychology Today」では、ヒトはポジティブなことよりもネガティブなことに反応しやすいと指摘し、その原因を脳の動きから探っています。

テキストメッセージでの商談は嘘をつかれやすいとの研究結果

「Sauder School of Business at the University of British Columbia」の最新の研究によると、人は対面で話すときよりも、テキストメッセージでのほうが嘘をつく確率が高くなる、とのことです。

この研究では、170人の学生をブローカーとバイヤーに分け、ストックマーケット・シナリオのロールプレイを実施。ブローカー役の学生には、ストックを売ることに経済的なインセンティブが与えられました。また、学生達には4タイプのコミュニケーション手段を許可。そのうち、テキストメッセージを使ったときが、自分の売りたいストックの情報についてブローカーが嘘をつく確率が一番高かったということです。

テキストメッセージのほうが嘘をつきやすいというのは、とくに驚くべきことではありませんが、ここから得られる教訓は、重要なビジネスの話をするときは必ず実際に会って話すか、ビデオチャットにするべきだということです。

「仕事中の適度なネットサーフィンは生産性向上につながる」という研究結果

米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」では、シンガポール国立大学の研究員Don J.Q. Chen氏とVivien K.G Lim博士による研究結果を採りあげ、ネットサーフィンは仕事の生産性を上げると述べています。

この研究では、まず被験者に20分間、テキストの中から「e」の文字にマーカーするという作業を行わせました。その後、被験者を3つにグループ分け。シンプルな別の作業をするグループ、ネットサーフィン以外なら何でもやってよいグループ、そしてネットサーフィンができるグループに分けて、それぞれ10分間過ごした後、再び「e」をマーカーする作業を行いました。すると、ネットサーフィンを許されたグループが、明らかに生産性が高く、効果的に作業をこなしたとか。さらに、彼らには精神的な疲れも少なく、より一生懸命取り組んだそうです。

この結果についてLim博士は、「ネットサーフィンは、コーヒーやおやつ休憩のように、疲れを回復させる行動のひとつとなっているのだろう」と考察しています。

もちろん、いつまでもダラダラとネットサーフィンをしていては、仕事ははかどりませんが、時間のメリハリをつけ、休憩タイムの過ごし方のひとつとしてネットサーフィンをうまく取り入れると、生産性向上に役立つかもしれませんね。

「チームの知能は優れたIQではなく、多様な人材で高まる」という研究結果

「キレ者」さえ集めれば、複雑な課題解決やタフなプロジェクトも楽勝…とはいかないのが世の常。では、グループとしての知は、どのような要因で決まるのでしょうか?

米カーネギーメロン大学Anita Woolley准教授とマサチューセッツ工科大学Thomas Malone教授の研究では、被験者をグループに分け、チームタスクと複雑な課題解決に取り組ませました。すると、高いIQを持つメンバーがいるからといって、グループの知能指数は高くならかったとか。グループの知能と個々のメンバーの知能との関連性は認められないということのようです。

一方、女性をより多く含むグループの知力は高かったそう。この結果は、社会的感受性の異なる者による集団ゆえだと考察されています。

もちろん、社会的感受性が異なるのは、男性と女性だけではありません。人種・文化・価値観などの観点で、より多様な人材をコラボレーションさせることこそ、グループとしてのパフォーマンスを向上させる秘訣かもしれませんね。

https://matome.naver.jp/odai/2134050893305644601
2013年08月26日