森茉莉 ドッキリチャンネル

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鴎外の娘 森茉莉

虞美人草

若しかりに私が、プロデューサーであったとしたら、どんな芝居をプロデュースしたいかと言うとそれは夏目漱石の「虞美人草」である。
配役は甲野さんが田村高廣、継母が赤木春恵、藤尾が岩下志麻、熱血児の宗親さんは、亡くなった佐野周二が適役であるが、その気質を受け継いでいるように思われる、関口宏に頼もう。
Amazon.co.jp: ベスト・オブ・ドッキリチャンネル (ちくま文庫): 森 茉莉, 中野 翠: 本

大正何年であったか、松井須磨子が「復活」のカチュウシャを演った。
須磨子のカチュウシャは大当たりで、東京公演を打ち上げると須磨子は「復活」をひっさげて、多くの地方の都市を廻った。須磨子の声は一寸太かったが可哀い、魅力のある声だった。
彼女の、(カチュウシャ可哀いや別れの辛さ、せめて淡雪溶けぬ間に、神に願いをララかけましようか)の歌は全国で歌われ、酒屋の小僧は酒や醤油を届ける自転車を走らせながら、それを歌った。
池之端の納涼博覧会でも、小屋仕掛けで「復活」が演ぜられた。
須磨子というと私はマリリン・モンロオを思い出すのである。
この二人は我儘で横暴を極めたが、しんは可愛い女であった。須磨子は芸術座を統率している島村抱月の溺愛をいいことに、我儘の限りを尽くしていたので、抱月が肺炎で急死した後、それまで怒りを押さえていた座員が反旗を翻し、居たたまれなくなって、芸術座の二階の梁に緋縮緬のしごきをかけて、死した。
モンロオは自分勝手であった上に始終遅刻をするので監督に叱責され、一座の人々も冷たく当たるようになったので、これも自殺した。
モンロオが棺に入れられる時、いつも彼女の顔を知っていた老人が、最後の化粧をしたいと、申し出た。その老人は、モンロオが我儘勝手にふるまっていても、可愛い気持の女であることを、知っていたのであろう。
私は須磨子とモンロオのように可愛らしい女は余りないと思う。

私の母は松井須磨子が大好きで、彼女が家に来たときにはひどくよろこんでいた。
その頃チチは陸軍省に通っていたので、昼間来たのは、わざわざ母に挨拶に来てくれたのだろうと、思われた。

私は「マドゥモアゼル・ルウルウ」を訳して、それが本になって出たが、それを読んで、与謝野晶子は感動して、序文を書いてくれたし、三島由紀夫も、喜んでくれた。後になって、桶谷繁雄も、本を送ったところ喜んで、長い手紙を呉れた。私は自分が訳したことで、与謝野晶子、三島由紀夫、桶谷繁雄が、Gypという素晴らしい作者がこの世にいることを知り、又感動してくれた、ということを、よろこんでいる。

今更言っても仕様がない事だが、三島由紀夫の切腹を止めることの出来たかもしれないのは鴎外だけだったような気がしている。批評文と、戯曲に長じていたが、小説は理屈が全面に出過ぎていた点も、鴎外は三島由紀夫と共通していた。又、三島由紀夫は鴎外を重く見ていたように思われるからだ。私が小説を書く時のように、書いている内に一人の男が相手の少年を嫉妬しだしたり、だんだん殺気を抱くようになって来る、それを作者の私が見ていて、だんだん小説がそのようになってくる、というような、作者が小説の中の人物に引っ張られていく、というようなところが鴎外にも三島由紀夫にもない。彼らの小説には最初の一行を書く時に、もう、その小説の最後の一行が作者にわかっている、というようなところがある。それでは小説は読んでいて面白くないのだ。作者も、読者と一緒になって、小説のなりゆき、小説の中の人物がどんなになって行くか、ということに引っ張られてゆくのでなくては、面白くもおかしくもないのだ。それが鴎外にも三島由紀夫にも、わかっていない。これが鴎外と三島由紀夫との二人の生徒に対して呈出するモリマリ先生の忠告である。二人とももう死んでいるので手おくれだが。これを読んだ鴎外はクックックッと笑い、三島由紀夫は明るいが、鋭く強い、時には凶暴に、血の匂いさえする大きな目を甘い、砂糖蜜のような微笑いに崩してにっこりするだろう。

その働きぶり

キャシー中島○
竹村健一×(えせインテリのいばりんぼ)
布施明×(いいこぶりっこ)
談志◎(江戸っ子)
久米宏○→×
田中邦衛◎(口の動きが凄い)
B&B◎(ラブ)
徳光×(不細工。朝からでてくんな)
森茉莉「ドッキリチャンネル」 (ドッキリチャンネル) – 関心空間

おすぎとピーコ×(不細工)→△(頭がいい)
高峰秀子×(えせインテリ)
淀川長治×(偽善者)→△
欽ちゃん◎
桃井かおり◎
ショーケン◎
いしだあゆみ×(えせインテリ)
加山雄三△(殺陣がへた)
石坂浩二×(えせインテリ)
浅丘るり子◎(パリ)
大島渚×(品性下劣)
荒木一郎◎(真の不良)
岩下志麻×(映画監督の夫を鼻にかける)

『ズームインの徳光和夫の方は顔のことを言ってはいけないと思うがお千代、お花の顔(昔の小学校の読本に出て来た耳の前にお河童位の長さの髪を切り下げ、あとはひっつめて頂辺にお煙草盆のようなものをのっけていて母親が、「お千代や、魚屋が来たからこのお皿を持って行ってお刺身を作って貰っておいで」「はいお母様」のお千代の顔。丸谷才一もこの顔だ)つまりいやな顔でいやな腕を振り廻して「ズーム、イン」とわめかれると朝の気分がこわれるのだ。』(ドッキリチャンネル)
森茉莉名言集

<あ行>
アイゼンハウアー  あいぜんはうあ  254,
青島幸男    あおしまゆきお  157~161,236,  ※157「女の事件」157人間万事塞翁が丙午
赤木春恵    あかぎはるえ  165,166,
赤塚不二夫   あかつかふじお  290,
朝丘雪路    あさおかゆきじ  30,146,147,148,  ※14711PM

(「太陽を盗んだ男」感想)
どこがどうというのではないが怪しげな、何を考えているのかわからないムウドは沢田が天然に身につけているもので、それに加えて沢田には底抜けに暢気なところがある。
その一種の不可思議な、泉鏡花の小説の中に立ち迷っているような妖気のようなものと、暢気でずぼらな感じとが役者としての沢田の個性で、誰が企画したのか、その沢田の得意な個性が、三億円犯人に模したドラマ(※「悪魔のようなあいつ」のこと)の場合と同様にこの映画でも発揮されている。
森茉莉の沢田研二へのオマージュ

そういえば、美輪明宏が森茉莉の「枯葉の寝床」を舞台でやったこと(演出と出演)があって、若かった私も見に行ったんだけど、森茉莉も言ってるけどそれがヒドイ出来で、それから私は美輪を「センス悪いやつ」認定してたんで、あとで彼が復活してもてはやされた時は驚いた。
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森茉莉の家は「伝説の【東京の秘境】」と言われるらしい

確か世田谷の代沢あたりだったかな?部屋の中が秘境ナノデス

何しろ掃除なんぞしたことも無く、今置いたものが直ぐ無くなる・・・
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2019年06月23日