ヴィダル・サスーン氏死去

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ヴィダル・サスーン氏死去

世界的に活躍したヘアスタイリスト、ヴィダル・サスーン氏が9日、米ロサンゼルスの自宅で死去した。84歳だった。

サスーン氏はロンドンで貧しいユダヤ系の家庭に生まれ、幼少時を孤児院で過ごした。

第1次中東戦争が起きた1948年にはイスラエル国防軍に参加。

生まれ育ったロンドンで1954年に美容院を開業。

60年代にドライヤーやスプレーを使った面倒な手入れを必要としない、当時としては革新的なショートヘアなどのスタイルを次々と発表。

女性の社会進出が進みつつあったことも背景に大流行を生み、美容界に大きな影響を与えた。

80年代に米国に移住していた。

氏名を冠したシャンプーなどの美容製品や理容器具が世界各国で販売されている。

広報担当者によると、長い間、白血病で闘病していた。

ロンドン生まれでチェルシーの熱烈なファンだったサスーン氏の訃報に接し、同クラブは「関係者すべてが悲しみに沈んでいます」「同氏の家族と友人に心からのお悔やみを申し上げます」との声明を公式HPに掲載した。

2010年にドキュメンタリー映画「ヴィダル・サスーン」が撮影され、日本では26日に同作(配給アップリンク)が全国ロードショーされる。この公開に先立ち、3月には来日予定だったが、体調不良で中止に。4月9日にロサンジェルスでプロモーションのためのインタビューを受けていた。

https://matome.naver.jp/odai/2133666217644281801
2012年05月11日