1日で3300億円が消えた! 3分で分かる「コンプガチャ」規制の裏側

fft
「コンプガチャ」の規制と収益モデルをまとめました。
急成長→株価大暴落
大人も子供もやっているモバイルソーシャルゲーム。破竹の勢いで伸びていたソーシャルゲーム市場に衝撃が走りました。

原因(以下のニュースが流れた)

コンプガチャは違法懸賞、消費者庁が中止要請へ

景品表示法で禁じる懸賞に当たると判断、近く見解を公表

その結果→ソーシャルゲーム関連会社、株価暴落!!

主要13社で1日で約3300億円の株価暴落

GREE(グリー)時価総額 -1164億円

DeNA(モバゲー)時価総額 -754億円

サイバーエージェント時価総額 -326億円

クルーズ時価総額 -19億円

ドリコム時価総額 -40億円

Klab時価総額 -26億円

アクセルマーク時価総額 -45億円

ボルデージ時価総額 -87億円

ケイブ時価総額 -1.8億円

アドウェイズ時価総額 -12億円

エイチーム時価総額 -9.3億円

コナミ時価総額 -641億円

バンダイナムコ時価総額 -264億円

コンプガチャとは…

コンプガチャとは
コンプガチャは、コンプリートガチャの略です。300円支払ってガチャガチャをする課金ではありません。

今回問題とされているコンプリートガチャとは、一体普通のガチャとは何が違うのでしょうか。

「コンプ」はコンプリートのことで、例えば6種類の決まったカードを全部集めると、強いアイテムがもらえる、あるいは目的が達成されるといった仕組み。

以下のような流れが問題のようです。

1.ガチャガチャを引く事で得られるカードを、ある一定の種類、枚数の当たりカードを集めると「コンプ状態」になり、よりレアなカードが得られる。
2.1が欲しいユーザがガチャガチャに課金する(1回300円など)。
3.途中の枚数までは割りと頻繁に出現し、ある程度揃う。
4.最後の1枚がなかなか出ない。
5.そこで止めたら今までの課金が勿体無いので続ける。

カードのコンプが5枚だとしたら、最低でも1回300円で1,500円はかかるわけですが、すべて1回で得られるとは考えにくいので、その過程で数千円か数万円に到達する
「コンプリート(コンプ)ガチャ」の何が問題なのか:ITmedia オルタナティブ・ブログ

コンプガチャの違法性について

コンプリートガチャのモデル
1回ガチャを回して、6枚の当たりカードが出る確率は、経験者によればだいたい12%程度ではないかといわれている。出現率は今のところ非公開情報であるが、確率12%であれば、ギャンブルとしてそう悪い確率ではないように見える。ちなみにパチンコの大当たりの確率は、最低でも2.5%と規定されている。ただこれは、当たりが6枚もあることから、確率が6倍になっているのである。特定の1枚のカードに注目すれば、12÷6=2%しかない。

簡単に、しかも当たりやすく見える仕掛けが巧妙

コンプリートするのに、10万円、20万円以上かかる人もいる

パチンコよりも、当たる確率が低く、賭博性が高いとの見方が多い

どこかのタイミングで、規制が入ると言われており、今回「景品表示法で禁じる懸賞に当たる」という切り口で、消費者庁が動いた結果、株価大暴落が起こった。

陰謀論も出ている

読売新聞が「消費者庁が規制を検討」と報道
今回の報道は、読売新聞を筆頭にニュースが流れ、後に消費者庁が否定のコメント。。。おかしいんじゃないか?とネットでは話題になっている。

今後の動向

急成長を遂げてきたソーシャルゲーム関連ですが、今回規制が見送られたとしても、近々規制が入るだろうとの予測が大半。要は、狙われている業界ともいえる。

参考サイト

http://takanoridayo.blog.shinobi.jp/Entry/16/
http://blogs.itmedia.co.jp/bozel/2012/05/de-c814.html
http://blog.esuteru.com/archives/6188989.html

https://matome.naver.jp/odai/2133638903814924501
2012年05月08日