GW前にタワーレコード新宿店がリニューアルオープン、「マニア」向けのその大胆な改革とは?

gangamataji

GW前の2012年4月27日(金)にリニューアルグランドオープン
GW期間中はイベントも多く行われる。

警備員・佐藤修悦による独自のフォント「修悦体」が出迎える
大胆なフロア割

やはり驚くのは、大型総合レコード店の常識を覆す、斬新なフロア割だ。絶望的なCD不況と、オリコンの年間チャート上位にはもはやAKB関連とジャニーズしかいない現状、つまり、CDは最早誰もが買うような「大衆消費財」ではなく、一部のオタクが馬鹿みたいに購入する「マニア向け商品」になったが、その時代にレコード店が生き残るためにはどうあるべきか。それを大胆な形で具象化したのが、この新宿タワレコのフロア割だ。
http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20120430/p1

窓口の7Fにはもちろんこれまで通りニューリリース商品を置くのだが、それ以外のJ-POP、K-POPを全部取っ払い、なんとオタの購買力に定評のあるアニメ/アイドル/ジャニーズ/ヴィジュアル系のみにしてしまった。什器は四角に並べられ、独立感のある専門コーナーとなっている。これまでは一般人様のコーナーが中心にあり、その奥に隠れてオタの楽園が作られてきたが、ここまで堂々とオタ向け商売をメインに打ち出すのは、総合店ではありえなかった事だろう。さっそくオタが群がっていたのだが、やはり一般人女性の拒否感は相当強いようで、新しいフロアを様子見で回っていた女性が、「もうこっち側は怖くて入れないね…」と言う姿を数回確認した。ここまでの改革を断行できるのも、やはり現タワレコ社長嶺脇育夫氏がガチのアイドルオタであり、「オタがCDを買い支えている」現状を説得力を持って主張できたからだろう。
http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20120430/p1

7FのJ-POPとK-POP、10Fの映画/お笑いなどのDVDは8Fに移動した。ここが一般大衆層向けのフロアとなる。

8Fのロック/ポップス、ヒップホップ/R&B/ソウル、ブルース/カントリー、ヘビメタ/ハードロック、レゲエ、クラブミュージックに加え、9Fのジャズとワールドミュージック、特徴的だったアヴァンギャルド/エレクトロニカなどは、全て9Fのワンフロアに詰め込まれた。これはまるでかつての概念である「洋楽」フロアのようだ。
http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20120430/p1

これまでアニメと映画DVDが置かれていた10Fは、クラシック専門フロアとなり、在庫は大幅に拡張された。クラシックもまた、完全なマニアジャンルだ。
http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20120430/p1

非常に面白い記事。

https://matome.naver.jp/odai/2133577544661209701
2012年05月02日