☆海は楽しい場所、でもそこは大自然の厳しさも待つところ☆
☆海の中には危険が一杯?☆
海の中には危険な生物が沢山。(>_<) 日頃、海に入って見かける危険生物等を紹介したいと思います。
☆オニヒトデに刺されてダイバー死亡☆
沖縄県宮古島市・伊良部島沖で、ダイビングインストラクターの女性がオニヒトデに刺され、低酸素脳症で死亡していたことが分かった。
宮古島海上保安署が26日、司法解剖したところ、ハチ毒など体に入った異物に過剰に反応し、呼吸困難などを引き起こすアレルギー症状「アナフィラキシーショック」が起きていた。同保安署によると、オニヒトデの毒が原因
発表によると、死亡したのは種田薫さん(44)(宮古島市平良)。24日午前、ダイビング客2人を引率して水深約18メートルの海底を潜行中、オニヒトデを発見し、駆除するために石でたたいた。その際、右手を刺されて海面に浮上。意識を失い、25日朝に死亡した。
オニヒトデは全身が有毒のトゲで覆われている。複数回刺されるとショック症状を引き起こしやすく、種田さんは昨年10月頃にも刺されていたという。
☆オニヒトデ☆
オニヒトデの体表面には大量の有毒の棘が生えており、生理活性作用の高いplancitoxinI 及び plancitoxinIIを主成分とする毒物質(オニヒトデ粗毒)を有している。 これがヒトの皮膚に刺さると毒素によって激しい痛みを感じ、アナフィラキシーショックによって重症に陥ることがあり、最悪の場合、死に至ることがある。刺された時の対応は、なるべく早くポイズンリムーバーで血液を吸引し、後に温湿布で患部を温める。
☆ヒョウモンダコ☆
ヒョウモンダコの唾液には強力な神経毒であるテトロドトキシンが含まれ、人間でも噛まれると危険である。
噛まれた痛みを感じない場合も少なくなく、出血などの傷と症状の発現で気が付く場合もあります。必ずしも毒が注入されるとは限らず、症状が発症しない場合もあります。
(5mm以上深く噛まれると毒が注入される率が高くなります。)
噛まれると数分後から唇、顔や首のしびれを感じ、めまい言語障害などが生じる。
目のかすみや散瞳など視力障害も起こります。
重症の場合には15分程度で呼吸マヒが進行し、90分以内に呼吸マヒにより死亡します。
噛まれた場所よりも体に近い場所を縛り、毒が全身に廻るのを防ぎます。
病院へ行くまで数時間かかってしまう時は、噛まれた場所を切開して毒を絞り出すこともあります、安静にして、すぐに病院に行くことが大切です。
呼吸状態、脈拍をよく観察して、必要な場合のみ人工呼吸、心臓マッサージをしてください。
☆ウツボ☆
ウツボの最大の武器は大きな口と鋭い歯です。
なのでウツボに噛まれてしまうと傷口が大きく化膿しやすい怪我を負ってしまします。
化膿しやすくなる原因で1説では死んだサカナなどを食べているため、
その歯にバクテリアや雑菌などが付着していて、それが傷口から入って化膿しやすいという説があり、
噛まれたら傷口が化膿するというのが原因でウツボに毒があるという誤解が生まれたと考えられています。
もしもウツボに噛まれてしまったらどのようにすればいいのか?
まずはとにかく傷口を洗い流してください!!
綺麗に傷口を洗い流すことができましたら傷口を消毒しガーゼや包帯を巻き病院へ行ってください。
ですがこれは軽傷の怪我です。
傷口がサケて血が止まらないくらい出ている重症の場合
とにかく止血を行い救急隊を呼び病院へ行ってください。
☆サメ☆
肉食性で魚やイカ、タコ、エビ、カニなどを食べる。大型で外洋を回遊するサメは人間に危害を加えるものが多い。
鋭い歯で手や足を食いちぎられ出血多量で死亡する例が少なくない。 ただちにボートや陸上に上がり咬まれた箇所の上方をヒモやベルトで縛り止血処置をする。頭を低くし安静状態を保ち救急車で医療機関へ。
☆ウミヘビ☆
おとなしい性質のためむやみに触ったりいたずらをしない限り攻撃をしてくることはないが、繁殖期などは近づきすぎると襲ってくる場合もある。毒の牙を持ち、毒性はハブの70倍~80倍ある。
咬まれても痛みを感じることが殆どなく患部にも大きな変化はないが、時間の経過とともに手足の運動障害がひどくなる。重症の場合は呼吸麻痺・心不全を起こし死に至る。
安静にし、傷口から体の中心部に近い部位をヒモなどで縛り毒が回るのを防ぐ。傷口から血液とともに毒を流し出したり口で吸い出し、アルコールなどで傷口を洗い解毒し医療機関へ。
☆アンボイナガイ☆
口に猛毒の毒腺を持ち毒のモリを発射して麻痺させ獲物を捕らえる。貝殻の模様が美しく潮干狩りなどで手で触れ被害にあうことが多い。 刺された痛みはあまりないが、数分後に呼吸困難・全身麻痺・呼吸停止に至る場合もある。 刺されたら傷口より心臓に近い部分をヒモなどで強くしばり毒が全身に回らないようにし、至急医療機関へ。
☆ミノカサゴ☆
ヒレを羽のように広げて優雅に泳ぐ姿にうっかり手を伸ばしてしまいそうになるが頭部・胸ビレ・背ビレに毒トゲを持つ。毒性も強い。
患部が急激に痛み出しその後全身に痛みが広がる。腫れ・痛み・嘔吐・呼吸困難。
傷口を良く洗い、できるだけ熱いお湯に長時間つける。激痛が続く場合は早めに医療機関へ。
☆スベスベマンジュウガ二☆
スベスベマンジュウガニ一匹で大人3人の致死量にあたるフグの毒と同じ「テトロドトキシン」を持つ。 食べることにより、しびれ・麻痺・痙攣・呼吸困難 ,
大至急医療機関へ
☆ハブクラゲ☆
青みのある透明な体をしている上、移動速度が速いため、砂浜で被害が起きている。カツオノエボシと同様刺されると死亡することがある。刺されると激痛になり、ミミズ腫れになったり強いかゆみをもたらす。まれに呼吸困難を起こすことがある。6時間後に水泡、12時間後には壊死を引き起こす。そのため沖縄市の一部など、ハブクラゲ侵入防止網が設置されており、それがある海岸では注意が必要である。
刺されたら酢をたっぷりかけて氷などで冷やすこと。
☆オ二ダルマオコゼ☆
刺されると、とにかくその痛みは半端ではないようである。刺された場所は腫れ上がり、紫色に変色し、場合によっては、その部分が壊死を起こす事があります。また、あまりの激痛に意識障害を起こし、重篤の場合は呼吸困難,痙攣,最悪の場合は死亡するケースがあります。膝ほどの水深でも間違って刺されれば、動きが取れなくなり下手をすると溺死し兼ねません。
周りの人に助けを求め、水から上がって下さい。その後、患部を水で洗い刺された部分から毒を搾り出し、刺された部分よりも心臓よりの個所を縛り毒の回りを抑えて下さい。毒が不安定なタンパク質であることから、火傷しない程度の熱いお湯に30分~1時間漬けていると毒が不活性化し痛みが治まってきます。後は至急病院へ行き手当てを受けて下さい。抗血清も開発されているようですが、日本でそれを置いているところは少ないようです。