NAVERまとめインセンティブまとめ

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NAVERまとめインセンティブ

■基本の基本

とめインセンティブに関するざっくりとした理解をするためにはフューチャーインサイトのこちらの記事がわかりやすい

■基本の理解1 用語を憶える

さて、イメージは理解いただけたでしょうか?上記のように修正エントリが投げられるなど、
このインセンティブの仕組を理解するために、4つの用語を理解する必要があります。

1:VIEW
各まとめ記事の右上や一覧ページなどに記載されている数値で、これは記事ページの延べPV数を表しています。
一番確認しやすくわかりやすいのですが、まとめインセンティブにおいては全く関係のない数値なので忘れてください。
また、次の「ページビュー」と恐ろしく混同しやすいですが、別の指標となっています。

2:ページビュー(PV)
まとめを作成した後でまとめ作成者が管理画面から見ることのできる数値です。
VIEW数と間違えやすく、また「ページビュー」という一般的なWEB用語がつけられていますが、実際のページビューとは異なりますので注意。
まとめ作成者が管理画面上から確認できる数値で、このPVがインセンティブ計算をする上での実際の指標となります。
この指標の正確な定義は非公開であるものの、「記事ごとのユニークユーザー数」であろうと推測できます。
このためVIEWよりも少ない数値が出ますし、記事のF5連打をしてもカウントは増えません。

3:ポイント
まとめ作成者が管理画面から見ることのできる数値です。
PVをベースにNAVERの独自評価基準で算定される報酬確定のための指標となります。
この評価基準が非公開であるため、とてもイメージがしにくいのですが、説明会での公式発表によれば「PVの10分の1ほどがポイントになるという感覚」であるそうです。
ただし、raf00のまとめではPVの28%がポイントとして出ているなど、実際のポイント付与には大きな幅があるようです。
このポイントの評価基準は「記事の品質」などは見ておらず、PVのうちの無効なアクセス分を排除したものとの説明がありました。

4:レート
2月時点でのレートについては厄介なので忘れて、3月以降の仕組みで説明します。
基本的には先述のポイント×0.2円が実際のポイントとなり、このポイントあたりの金額がレートとなります。
通常は0.2円ですが、後述する「奨励制度」により、ポイントあたり0.4円や0.7円になることがあります。

■基本の理解2 どのくらい稼げるか試算してみる

以上の基本用語を理解すれば、どのくらいのアクセスのまとめを作ればどのくらい報酬が得られるのかが理解しやすくなります。
例えば、10,000PV(VIEWではないですよ?)の記事を作成した場合、以下のような試算となります。

10,000PV×0.1(ポイントへの計算)=1,000ポイント
1,000ポイント×0.2円(レート)=200円

安いですね。じゃあraf00の実例のようにPVからポイントへの計算の際の比率が3割だった場合で計算してみましょう。

10,000PV×0.3(ポイントへの計算)=3,000ポイント
3,000ポイント×0.2円(レート)=600円

おお、文庫本やコミックが買えるくらいの金額になりました。
さらに、現在の一般レートで、以前話題になった@narumiさんの大ヒットまとめ、 「FC2」と呼ばれる謎の会社まとめ を参考にどのくらい稼げるのかを計算してみましょう。
(実PVがわからないため、ここではVIEWをPVにあてはめて計算)

460,000PV×0.3×0.2円=27,600円

あのまとめ一つで3万円近く稼げることになるわけです。…すげえな。

■まとめ奨励金制度1 概要

2月6日に発表され、3月から施行される新インセンティブ制度、「NAVER、キュレーション・プラットフォームのさらなる拡大と発展に向けて『NAVERまとめ』を本格事業化」で発表されていますが、これもまたわかりにくいですね。説明会でもなお、わかりにくいものでした。
というわけでそれぞれ見ていきましょう。
(※本当は条件が「見込みポイントベース」と「確定ポイントベース」となっていますが、非常に細かくなるので割愛)

1:一般枠
これまではレートが変動性であったものが2012年3月1日から、1ポイントあたり0.2円に統一されます。
後述する「ルーキー」「レギュラー」になっていない全てのまとめ作成者がこの「一般」となります。
どのくらい稼げるかは先程の試算を参照のこと。

2:ルーキー枠
3月1日から新設される新インセンティブ対象です。
これは要するに「まとめ初月にも関わらず、月間のまとめ記事合計ポイントが1万ポイント以上だった人」が対象になります。
ルーキーになることで、1ヶ月間レートが1ポイントあたり0.4円になります。
以後毎月の合計ポイント数が1万ポイントを超えている限りにおいて、ルーキー資格が継続します。
月間の合計ポイント数が1万ポイント未満であった場合、ルーキー資格を喪失し、一般枠に戻ります。
一般枠と比べてレートが倍になるので、先の試算と同じ10,000PVポイント変換率30%であった場合、1,200円が得られることになります。

3:レギュラー枠
3月1日から新設される新インセンティブ対象です。
これは6ヶ月連続で「月間のまとめ記事合計ポイントが1万ポイント以上だった人」が対象となります。
レギュラーとなることで、3ヶ月間のレートが1ポイントあたり0.7円になります。
以後、当月に新規作成したまとめ記事の合計が1万ポイントに達しない月が3ヶ月連続で発生した場合、レギュラー資格を喪失し、一般枠に戻ります。
先の試算と同じ10,000PVポイント変換率30%であった場合、2100円が得られることになります。

■まとめ奨励金制度2 どのくらい難しいのか?

さて、この新しい2つの枠に入るためには「月間1万ポイント」を獲得しなければならないわけですが、どのくらい難しいのかいっちょ逆算してみましょう。

10,000ポイント ⇒ (ポイント変換率30%の場合)33,333PV~(変換率10%の場合)100,000PV

大雑把に中取って5万PVを獲得する必要があります。
このポイントは月間の新規まとめ作成の合計ですので、一発5万PV相当のまとめを作成するか、5000程度の中当たりを10本量産することで基準を満たすことができるわけです。
これがどのくらい難しいのかは、NAVERまとめトップページの注目記事などを見ると……まともにブログエントリを立てられる人なら難しくはなさそうです。いや多分、行くんじゃないかな?

一つ事例として、唯一の拙作「二郎の次に食らうべき漢飯7選 」の実数を紹介したいと思います。

VIEW  :39,973
PV   :28,710
ポイント:7,600

一発でルーキー枠を超えそうな勢いです。しかしこのまとめ、以前にTwitterでぽぽいと投げた(しかも反応の薄かった)話題の焼き直しです。制作時間20分。

どうでしょう?なんとなくイケそうな気がしてきませんか?

■まとめ奨励金制度3 実際に稼いでいる人達

昨日のまとめ説明会で公開され説明会後にヒアリングしたのですが、

・3月1日時点でのレギュラー枠は早々に20人ほど
・1万円以上獲得したユーザー数は100人を超える

そうです。先立ってNAVERまとめがGoogle Adsenseから切られた後、かなりレートが低くなっていたようですが、それでも結構な数のユーザーがお小遣いを稼いでいることになります。

以上がまとめインセンティブの基本と、3月以降の新インセンティブ制度のまとめとなります。

実際に自分でまとめを作成し拡散する状況を眺めて、また説明会に参加して受けた印象として、

・NAVERまとめはブログや有料メルマガ、懸賞サイトなどと違い、誰でもいきなり報酬を得られる可能性のあるサービスだ
・NAVERまとめだけで生活していくことは難しいだろう。しかし「楽しみながらちょっとしたお小遣い稼ぎをする」というこれまでネットビジネスで形ばかり語られた美辞麗句が実際に実現できるサービスかもしれない

https://matome.naver.jp/odai/2133524883920293101
2013年08月01日