PSでの最後の作品であり、エニックスとの合併前最後の作品でもある。原点回帰とも言える作りとなっており、中世的でファンタジー色の強い世界観、クリスタルの復活、キャラクター頭身の3D化など、昔懐かしいテイストを採用している。
今作は、7よりさらに現代的な世界観やリアルに近いグラフィックとなり、また初めて主題歌が設定された。成長システムも特徴的で、武器の改造による強化、魔法ドローシステムなど、前作までと大きく成長システムが異なっている。最も特徴的なのがジャンクションシステムで、召喚獣(G.F)や魔法を装備(ジャンクション)することでステータスが強化されたり、アビリティを習得することができる。また、カードゲームが初登場しクオリティーも高く、ゲーム進行を止めてカードゲームに興じるプレーヤーも多かった。
PS第1作目。シリーズ1の名作と名高く、リメイクを望む声も大きい。廉価版・海外向けを含めると累計1,000万本以上が出荷されており、シリーズ最高の売上を誇っている(※2012年2月現在)。世界観は前作までと比べるとより現代的となっている。戦闘はこれまでのサイドビューから3Dバトルフィールドになった。成長システムはマテリアを装備品に装着することで、アビリティを習得することができ、キャラクター成長の自由度を確保している。また本格的なミニゲームも登場し、やりこみ度が高い。リメイク作品は出ていないが、スピンオフ作品は数多く発売されている。
SFC最後の作品。これまでの幻想的な世界観から、機械が登場するなど近代的な機械文明の影響が強い世界となっている。今作はキャラクターに個性があり、それぞれが物語を抱えている。成長には魔石を装備することで魔法の習得やステータスアップすることができるシステムを採用し、5ほどではないが、キャラクターの成長に自由度を持たせている。パーティーメンバーは14名おり、初めてメンバーを自由に組めるようになった。
ファンの間からも名作として人気があり、シリーズで初めて200万本を突破した作品。ストーリー要素も高いが、システムの評価が高い。3のジョブチェンジシステムを更に発展させ、アビリティ要素を追加したことで、より自由なカスタマイズが可能になった(魔法を使えるナイトや魔法剣のみだれうち等)。また、この後の作品にもたびたび登場するギルガメッシュ初登場作品でもある。やりこみ要素も高く、長く遊べる作品となっている。
SFCでの第1作目であるとともに、その後シリーズで定番となるシステム(現在も使用されているタイトルロゴ、戦闘システムターン制からATBへの変更、「戦闘不能」表記の採用などされた等)を多く採用した作品でもある。今作は2と同様にストーリー性を重視しており、デフォルトでキャラクター名が設定されている。
初期のファイナルファンタジーでも名作と名高い第3作。キャラクターに固有名詞は付いておらずいないが、1のジョブシステムを進化させたジョブチェンジシステムを採用することで、キャラクターをカスタマイズすることが可能。また、後にシリーズ定番となる召喚魔法が初登場した。
第2作はキャラクターに固有名詞がつき、ストーリー性を重視した作品となった。ストーリ展開によって、パーティーメンバーが入れ替わるのも特徴。最大の特徴は成長システムで、レベルの概念が無く、戦闘中の行動によって成長するシステムを採用した。1と同様、後に様々なデバイスでリメイクされた。
ドラゴンクエストが1人で冒険するタイプであったのと比較し、ファイナルファンタジーの1作目は4人でパーティを組む形式を採用した。キャラクターには固有名詞はついておらず、後にパッケージのキャラクターが「ウォーリア・オブ・ライト」として派生作品(ディシディア・ファイナルファンタジー)に登場した。本作品より、クリスタルや飛空艇が登場し、ジョブシステムも採用されるなど、その後続くシリーズの礎を築く作品となった。また、後に様々なデバイズでリメイクされている。