インフレターゲット策とは?
「インフレ・ターゲット」は、ある程度のインフレとなるまで日銀は紙幣を増やし続けるという政策です。日銀がどんどん紙幣を増やせば、世の中に多くの貨幣が出回り、人々は物を買うようになり、景気はよくなり、物価は上昇しインフレになる、という理屈です。
http://allabout.co.jp/gm/gc/292815/
しかし、インフレターゲット策には問題点も!
(1)日銀が紙幣を増やしても銀行が貸出さなければ、世の中に貨幣は出回らない、
(2)仮に銀行が貸出そうとしても、この不況時に借り入れしてまで物を買おうという企業や個人がいないのではないか
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だから、個人消費を増やす大きな仕掛けが必要です。どの仕掛けが、一番消費を刺激するかということを考えましょう!消費が増えれば、企業の利益が増え、税収も増える。それが好循環です。ついでにインフレターゲット自体、国の財政赤字の目減りも意味します。
「団塊の世代」と団塊マネー
約130兆円がいわゆる「団塊マネー」の金額になる。
おそらくそのほとんどが金融機関で深い眠りについている。この深い眠りを覚ますのは容易なことではないだろう。しかし徳川埋蔵金と違ってあるかないか不確かなものではない(財政赤字を抱えていた徳川幕府に埋蔵金がある可能性は薄いが・・)。確実にあるのだ。
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TPPの議論している間にも円高・デフレは深刻化する!
TPPの話というのは、実は今後の日本の社会システムをどう改革・再構築して行くかという問題の一部分なのです。TPPだけを切り離して議論しても、真の日本の方向性は見えてきません。 #tpp
— fever7777 (@fever7777) October 28, 2011
TPPの前に円高対策でないのか?円高対策しなければ、兆単位で国の利益が損なわれる。TPP締結で、GNPに換算して10年間で2.7兆円の+と内閣府の試算。農水省は8兆円の-。経産省10兆円の+と試算。試算がばらばらは愛嬌として円高対策したほうが、はるかに国益になるという当たり前の話
— オフイス・マツナガ (@officematsunaga) October 26, 2011
「日本の選択」 【第3章】デフレ経済の克服こそ緊急課題である
今回は第1章の「混合診療」の補足編でもあり、景気・経済対策の話になります。円高・デフレ対策は一刻一秒を争う深刻な問題です。TPPの議論が活発になったことは結構ですが、円高が進むたびに国民生活も大きなダメージを被っているのであります。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
1. デフレも円高も止まりません。日銀は嫌がるでしょうが、もはや「インフレターゲット」の策をとるしかないように思います。年3%程度のインフレ誘導が功を奏すれば、円高・デフレ対策になるばかりではなく、財政赤字も縮小して行きます。デフレ時の増税は危険すぎます。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
2. ただ「失われた20年」が金融政策だけで好転するという保証はありません。インフレは通貨価値を下げることですが、当然、カネが活発に流れなければ経済は動き出さないでしょう。そのためには、国内に私蔵された富を吐き出させなければなりません。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
3. 今後インフレターゲットと並行して、国民にカネを使わせる仕組みを作らなければなりませんね。しかしご存知の通り、急激に格差社会が進んでおりまして、貧困層にカネを使えというのは酷な話であります。それでは、金持ちに大いに使わせようという次第です(笑)
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
4. そこで注目したいのは「団塊マネー」です。団塊の世代が私蔵している「団塊マネー」は130〜140兆円あるようです。この金額は、日本の一般会計の歳出より遥かに大きい金額です。団塊マネーの30%が市場に流れるだけでも、景気は大きく変わってきます。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
5. 団塊の世代とは1946年から49年(もしくは54年)頃までに生まれた世代でして、800〜1,000万人の人口があります。団塊世代の多くの人達は、定年を過ぎ子供も育ちあがり、悠々自適な生活をおくっている人達が多いと聴きます。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
6. 2007年に団塊世代の定年退職者が大量に出始めた頃から、130兆円以上の「団塊マネー」の争奪戦が始まりました。証券、保険、旅行、住宅、自動車、スポーツクラブなど、さまざま業界が「団塊マネー」の獲得に動いたのですが、リーマンショックが発生し、一気に団塊世代の消費熱は冷めました
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
7. 結局「団塊マネー」は個人向け国債や銀行預金に流れてしまいました。デフレ時代は貨幣価値が高いですから、結局ため込んでしまったのです。この私蔵された「団塊マネー」をどう市場に放出させるかは、知恵の出し所だと思います。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
8. 団塊世代は現在60歳を超え、65歳の高齢者の域に達しつつあります。そろそろ健康や病気が気になるお年頃なのです。一般的には命はカネより大事なものですから、命や健康のためなら惜しみなくカネを使うでしょう。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
9. 事実、インドやタイへの健康診断ツアーは人気ですし、欧米保険会社のガン保険は手堅い需要があります。しかし、130兆円もの団塊マネーをみすみす海外に渡す必要はありません。日本でも団塊向けの医療関連ビジネスがあっても良いでしょうし、混合診療を一部解禁する方法もあるでしょう。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
10. 実は私が以前、混合診療を一部解禁せよと申したのは、団塊マネーを医療分野に落とさせ経済を活性化させたいという考えが、背景があったのであります。混合診療が解禁されないと、保険診療分まで100%自費負担になってしまい、先進医療を受診させるハードルが高いのです。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
11. 勿論「団塊マネー」は医療だけに消費させる必要はありません。しかし、デフレ局面では医療以外への消費マインドは高まらないでしょう。そのためにも、暴騰に述べた通り、インフレターゲット策によるデフレ脱却が必要なのです。
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011
12. デフレがこのまま続けば、悪循環を断ち切れず、国民生活の格差は解消されないのです。政府、財務省、日銀は国民生活を犠牲にしても、ミニ=アメリカ社会を実現させたいのでしょうか? そのような愚策はもはや「まつりごと」ではありません!
— fever7777 (@fever7777) October 30, 2011