東電が多額の負債を抱える見込みがあり、電気料金の値上げの懸念が高まっています。そのなかで電力事業の自由化も声高に叫ばれ始めました。ではそもそも日本の電気料金は国際的にみてどれほどの価格帯にあるのでしょうか。この疑問にこたえるデータを提示したサイトをまとめました♪
1990-2010年のOECD加盟の国際比較(7ヶ国)
OECD7ヶ国の「日本・米国・英国・ドイツ・フランス・イタリア・韓国」のデータです。リンク先では円高による影響や「1995年に電力会社に卸電力を供給する発電事業者(IPP)の参入が可能に」なったこと「2000年に大需要家に対して、特定規模電気事業者(PPS)による小売が認められ」たことなどの影響に関する考察があって、分かりやすいです。詳細→http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4105.html
1999-2009年の国際比較(7カ国)※PDF注意
経済産業省資源エネルギー庁のPDFデータ。
「日本・米国・英国・ドイツ・フランス・イタリア・韓国」の7カ国による国際比較です。
2010年第一四半期(24ヶ国と22ヶ国の比較)
家庭用・産業用・ともに2010年第一四半期データより
これによると「日本の家庭用電気代は24か国中8番目」、産業用は「22か国中5番目」に高い水準となっています。
2009年OECD諸国の電気料金比較(26ヶ国比較)
カザフスタン、イスラエル、スロベニアを除くOECD加盟諸国26ヶ国をメインとした比較。税込のデータと税抜きのデータ、家庭用と産業用を足し合わせた総合ランキングもある。
このデータを見ると、日本は国際的に見て家庭用の電気の税が比較的低く、産業用の税が比較的高いように読めます。
エネルギー源の国際比較(2008年)
「日本・米国・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スェーデン・韓国・中国」の9ヶ国の比較です。
EU諸国の電気料金比較データ
EU加盟諸国の電気・ガス料金の統計サイト
EUのデータなので日本は入っていません、参考まで。
関連リンク
各種エネルギーに関する情報、審議会情報、地球と日本のエネルギー早わかり。
国際エネルギー機関
左サイドバーの「Key World Energy Statics」からなエネルギーに関わる様々統計データを閲覧できます。
https://matome.naver.jp/odai/2131104226714509101
2011年07月21日