【モバゲー・DeNA社】 南場社長辞任の真相と株価の変動を調べてみた。

代表取締役社長兼CEOの南場智子は、病気療養中の家族の看病を優先するため、代表取締役の責務を果たすことが困難であるとして、任期満了を迎える6月25日をもって辞任する。

南場社長は記者会見で「（看病で）１００％社業を最優先できないのは周囲にも社員にも申し訳ない」と退任理由を説明。

同社は、南場氏が米コンサルティング会社マッキンゼー日本法人を退社し、１９９９年に創業した。南場氏は２５日の記者会見で「公器として上場している企業は、創業者の人生とは別個に成長すべき」との持論を述べ、「実は来年くらいに交代を考えていた」と、予定を前倒ししたことを明らかにした。

交流サイト（ＳＮＳ）大手のディー・エヌ・エー（ＤｅＮＡ）株は２６日、創業者の南場智子社長（４９）が退任するとの発表を受け、急落した。終値は前日終値比１０６円（３．６％）安の２８１８円。

南場社長は非常勤取締役に就くものの、同社創業者で携帯SNS「Mobage(モバゲー)」事業を軌道に乗せた同氏が退任することで経営の先行き不安が高まっている。

守安功取締役（３７）が６月２５日付で社長に昇格する人事を発表した。

南場氏は、取締役として、引き続き経営方針や事業戦略の決定、遂行の業務にあたる予定。